大阪・関西万博が閉幕して、早3週間ほど経ちました。
最終的には2900万人もの来場者数で、大成功と言われていますが、
さまざまな問題を残しています。
建設費の未払い問題が11のパビリオンで起きています。
最終的に280億円の黒字と言われてるので、そこから未払い費用を捻出したらいいかと思いますが、
そいう訳にもいかないようですね。
もう一つの問題は、130万枚の未使用チケットの払い戻しが不可になっていることです。
これは、1枚を5000円で計算すると、65億円になります。
これも黒字になった分で対応すればいいと思うのは、自分だけでしょうか………。
今回は、❝並ばない万博❞をキャッチフレーズにしていたのに、行ってみると、
結構、並ぶことが多かった万博でした。
マスコットのミャクミャクも発表当初は、❝気持ち悪い❞、❝可愛くない❞という意見が多くありましたが、
開幕してしまえば、大人気で、グッズは並ばないと買えない状態でした。
ミャクミャクといえば、アバンギャルディとコラボで踊ったダンスが話題ですね。
キレキレのダンスで、観ている人を驚かせていました。
この万博も愛知万博と同じく、開幕当時は、入場者数はそれほど多くなく、
9月後半以降は、1日20万人でしたが、GW明けには、5万人程度でした。
愛知万博の開幕当初は、関係者が心配するほど、入場者数が伸びなかったということがありました。
今回の万博では、それほど、心配されることはなかったようですが、
思うような結果がでないことは、よくあることです。
随分前のことですが、ジャイアンツの監督をしていた長嶋茂雄さんが
黒星が続いて勝てなかった時、記者団から
「どうしたら勝てるようになりますか?」
と聞かれた時のことです。
さて、皆さんが監督だったらどうお答えになりますか?
「しっかり練習をして・・・」
「選手を補強して・・・」
「そんなの俺が教えてほしい(笑)」とか……、そんな答えが想像できますが、
そのときの長嶋監督の答えはこうです。
「試合に勝つことです。」
それを聞いた記者団は、答えになっていない!
やっぱり長嶋だーと失笑したそうです。
しかし、わかる人には、わかると思います。
それこそ正解であり、それこそがベストな解決策なのです。
どんなベテランのプロ野球選手でも、敗北が続くと負けぐせがついてしまい、
無意識にその方向に試合を、引っ張っていくことがあるそうです。
しかし、そんな中「1勝」すると、「よし、勝てるぞ。もう一勝しよう」と
流れを一気に変えることができるという訳で、
野球選手にとって、勝利以上の良薬はない!ということです。
このことは、ビジネスでも同じです。
契約がとれない日が続いたとき、誰でも「どうしたらとれるのだろうか?」と、悩みます。
そんな時、会に入会したり、本を買って読んだり、人と組んだり、他の商品とコラボして・・・など
関係ないことに力を注いでしまうケースが多々あります。
しかし、ほとんどの場合それらが実ることはありません。
それは、その人の潜在意識が「無理だ」「売れない」「決まらない」と思ってしまっているからです。
最大の原因を変えず、小手先を変えても、答えは同じです。
どうしたら売れるか?
答えは、「売ることです」
売ることから逃げている限り、何年たっても売れません。
人前で緊張して、話ができない人が、
「どうしたら話せるようになりますか?」
解決策は、人前で話すことです。
むかし、自分がMCの勉強会で教えていた頃、
あるMCに、「どうしてMCをやろうと思ったのですか?」と尋ねたところ、
「人前で話すことが苦手だから……」と、答えた人がいました。
その人は、MCを始めた頃こそ、うまくしゃべれず、時にはクレームがくることもありましたが、
続けるうちに、「彼女がMCなら安心だね。」と言われるくらい上手なMCに成長しました。
皆さんは、「てんびんの詩」という映画はご存知でしょうか?
近江商人の家に生まれた主人公・近藤大作が小学校を卒業し、
後継ぎになるために、鍋蓋(ナベブタ)を苦労しながら売って、
その鍋蓋売りの試練を通じて、商いの心を身につけていく感動の物語です。
簡単に売れると思って、甘く見ていた大作は、大変苦労します。
店の出入り業者のところに行き、親の顔で売ろうとしますが売れません。
薬の行商人の真似をして、もみ手の演技をしても売れません。
時には乞食をまねてみますが売れません。
農家の老夫婦に母が病気で・・・と、泣き落としにかかったりもしますが売れません。
遠く離れた親戚のうちまで、歩いていけば可哀そうに思って買ってくれるだろう・・・
それでも、買ってくれません。
親の威光、うそとまねごと、同情など、心のない商いは人々の反感を買うだけで、まったく売れません。
大作は行き詰ってしまい泣きだします。
行商をはじめて3ヶ月たったある日、農家を通りかかると井戸のそばに鍋と鍋蓋が、洗って干してありました。
それが目にとまった大作は、鍋蓋が無くなったら、困って買ってくれるかもしれん!
とまた、悪知恵が出てきて、鍋蓋を捨てようするのですが、次の瞬間、
「この鍋蓋も誰かが自分のように難儀して売った鍋蓋かもしれん」
と思い、大作はただ無心に鍋蓋を洗いはじめます。
そこに農家のおばちゃんが戻ってきます。
「何で、うちの鍋、勝手に洗ろうたりしてる!」
「お前どこのもん。」
大作、思わずその場に手をついて、
「かんにんして下さい・・・」
と今までのこと、鍋蓋を捨てようと思ったこと、捨てようと思ったけど捨てられず、
愛しくなって勝手に洗ってしまったことを、正直に話します。
すると農家のおばちゃんは、大作の顔をふいてくれ、こういいます。
「私に鍋蓋を売ってくれ」
そして、大作が我が子と同じ十三歳と知ったおばちゃんは、近所中の人に呼んで来てくれて、
大作が持っていた鍋蓋は全部売れてしまいました。
このときはじめて大作は〝売ればわかる″といった父親の言葉の意味を知ります。
売る者と買うものの心が通わなければ、商売はできない。
人の道にはずれてする商いはないということを、売ってはじめて知った訳です。
どんなに険しい山がそこにあろうと垂直登攀(とうはん)する。
真正面から困難に立ち向かい、その壁を乗り越える努力を積み重ねていけば、必ず結果がついてきます。
自分の儲けばかり考えていては、何も売ることはできません。
もし、売れるとしても、それはたまたまの1度であって、継続していくものではないでしょう。
自分の儲けより、お客の利益を考えることでビジネスは成立します。
万博も、関わった人で、損をした…とか、失敗した…とか、そう人がいるなら、
國は何らかの対策をしなくてはいけない……と、思ってしまいます。

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