那由多な独り言698

今週のブログにありましたが、最近、インバウンドで

海外からの訪日客が増えているようです。

しかし、名古屋は観光ベタで、全国に自慢できる所がたくさんありながら、

地元の人は、名古屋は観光するところは何もないと思い込んでいます。

自分は、そんな名古屋や愛知がとてももったいないと考えています。

 

最近、日本の中で、インバウンドバブルと言われているのが、

北海道ニセコエリアです。

ニセコエリアでは、日本人より圧倒的に外国人が多く、

そのアリアの看板や標識などは、ほとんど英議表記、

話し言葉はほぼ英語、まるで、日本ではないような状況です。

世界的スノーリゾートへと変化したニセコの宿事情とは? - SURF&SNOW

 

ニセコがいくらスキー場として、日本の中でもトップレベルの雪質だと言っても、

それだけで、観光客が増えている訳ではありません。

まず、日本で初めて観光協会を株式会社化し、ホテル・旅行会社とのタイアップなどを、

スピード感を持って対応できるようにしたこと。

❝東アジア観光客誘致協議会❞を設置し、積極的に台湾、香港をはじめ、

ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアなど諸外国に観光の売込みを行ったこと。

宿泊施設が、コロナ前に比べて1.5倍に増えたこと。

そのホテルには、1泊170万以上するようなハイレベルのホテルや

ルイ・ヴィトンのポップアップショップが出展されていて、

ゴンドラも、ルイ・ヴィトン使用のものがあったりします。

また、外国語を学ぶための留学施設(語学学校)が増えて、

外国人も多いため、学びながらリゾートバイトをして、

お金を稼ぎながら学ぶことができ、その時給は、日本のどこよりも高いそうです。

 

ニセコエリアの成功は、街をあげて、観光に力を入れているため、

お客様を招く体制が整っていることがポイントで、

例えば、観光客が増え、飲食店が足りないといえば、

フードトラックストリートを造って、キッチンカーを集め、

飲食店不足を補ったり、対策も町全体で行っていくので、素早く対応しています。

 

地域経済としても、物価も高いが、働く賃金も高くなっています。

ラーメン1杯、2500~3500円、牛丼1杯、2000円以上、何もかも他の地域の2倍~3倍で、

働く時給も、ホテルの清掃が1900円~2200円、コンビニでは、1700円以上と、

物価の上昇があるため、働く賃金も上げることができるという……、

経済の好循環になっているようです。

ただ、物価の上昇に関しては、外国人観光客にとってみれば、

自国と比較すれば高くなかったり、他の国のスキーリゾートに行くより安いと、

感じているようです。

まさに需要と供給のバランスが取れていて、

今後の日本の経済の一つのモデルになりそうですね。

 

名古屋や愛知も、良いところがたくさんあるので、

もっと上手く観光PRしていけば、十分活気ある街づくりができると思うのですが……。

但し、物価が上がり過ぎて、食事をするのに、1食3000円以上かかるようになったり、

バイトの時給が、今より倍以上になったりすると………、

はたして、会社はやっていけるのだろうか?

その分、ビジネスも倍以上の収益があがれば、

経済の好循環の波に乗っていけるのでしょう。

 

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