那由多な独り言161

さぁ、今週も土曜日がやってきました。

いつもどおり、あっという間の出来事です。

 

時が経つのは早いものです。

常に実感しますよね。

ということは、ボ~としていても、いつの間にか、時は経ち、

何かに集中していても、いつの間にか、時は過ぎていきます。

要するに、時間とは、全ての人に平等に与えられる“チャンス”です。

この“チャンス”をどう活かすか。

何もチャレンジしないまま

流しますか?

それとも、いろいろなことにチャレンジして

何かを自分で掴み取りますか?

どちらを選択するとしても、

全ての人は、

自分で決めるのです。

 

 

さて、今日は“売ること”についてお話しましょう。

どんな会社も何かを売って、利益を得ています。

会社によって、売っているものはさまざまなものがあります。

形のあるもの、形の無いもの、ときには、時間を売って商売している会社もあります。

どんなものを売っていても、

それを売ることで、利益を得なければ、会社は存続できなくなります。

どんな会社も“売ること”は、非常に重要なことであり、

ビジネスの大きなテーマです。

 

そんな“売ること”についてのエピソードです。

 

ジョン・スポールストラ氏は、書籍「エスキモーに氷を売る」の著者でも有名ですが、

91年、米プロバスケ・NBAで観客動員数最下位だったニュージャージーネッツの社長となり、

独自の理論でNBA27球団中1位のチケット収入伸び率を達成しました。

その後、米プロ野球のマイナーリーグの経営改革なども手掛け、

日本でもスポーツビジネス関係者の間では大変高い評価を得ている方です。

 

そのジョン氏が人気不振のプロバスケットチームの社長に就任した頃、

試合のチケットを完売して経営を立て直したいのですが、

まったく売れていませんでした。

 

とにかく、どうにかこうにかして売らなければいけない。

ありとあらゆる手をつかってやってみるのだが売れない。

その結果を、営業マンが口をそろえて、こう言いました。

「チケットが売れないのは、チームが弱いからだ」

 

しかし、社長に就任したジョンは、

 そういう訳にはいきません。

どうしたらチケットが売れるかを日夜考えます。

ホームで開催する試合は、いつも空席だらけ。

ただでさえ弱い選手の集まりなのに、

空席によって一層迫力のない試合をするという悪循環に陥っていました。

7人のオーナーからは、『早く立て直せ!』と、

連日プレッシャーをかけられます。

ネッツという最弱なチームには、

 誰一人観客を呼べるような人気選手がいない。

魅力のない売り物(チケット)を買う人はいない!

とスタッフの誰もがそう思い込んでいました。

チケットセールスの部隊もネッツの選手に負けず劣らず弱い営業力だった訳です。

試合に勝つのと同じように、なにかを達成しようと言う気概などまるでない状態でした。

しかし、ジョンは、強いチーム=チケットが完売。

という方程式は成り立たない。

いや、それだけではないという確信を持っていました。

完璧な商品を作れば自動的に売れるとか

売れないのは商品が劣っているからだ!

などという営業マンがいますが

だったら、営業などいりませんよね(笑)

 

ジョンは、まず、『全ての試合は同じではない』ということを、営業スタッフに認識させました。

その上で、「チケットを完売させることができる、または、完売の可能性がある試合に全力を注ぎなさい」

と指導しました。

 

例えば、人気のないネッツであっても、売れるチケットもあります。

バスケット界の大スター、マイケルジョーダンが所属するシカゴ・ブルズと

オニール率いるオーランド・マジック戦などがそれです。

それらの人気のある5試合をパッケージ化し、それを完売するという目標を立てました。

完売の可能性がある試合に集中し結果を残していくことが

スタッフの士気も上がり、来シーズンにもつながるという訳です。

 

また、彼の戦略には、「チケット販売のためのスタッフ・予算を必ず確保する」

という実にシンプルなものもあります。

それまで、チケット販売に関する費用を十分に確保していませんでした。

しかし、ジョンは、販売スタッフを雇用・訓練・熟成させなさい!

と特に強調し、チケット販売のスタッフ不足・スタッフの訓練不足が、

チケットの完売を阻害しているものだと説いています。

 

『君たちの仕事はネッツを強くするアイデアを出すことではない。

チケットを完売することだ。』

 

チケットを完売することだ!だけ聞くと一見結果至上主義的にとられがちですが、

そこには、弱小チームスタッフの思い込みや言い訳、諦めや責任転嫁する癖を治すための

意図が含まれているという感じがします。

 

彼は、売れないのではなく、売っていないという現実をスタッフに理解させ、

売れない理由を並べるより、売る方法を考えることの重要性を浸透させました。

 

同じようなことが、私たち自身にもあるかもしれません!

勝者は、目標を変えず自分を変える人であり、 

敗者は、自分を変えず目標を変える人だという事を

再度肝に銘じておきましょう。

大切なのは、

できるかできないか、ではなく

やるかやらないかです。

 

さぁ、今日も目標に向って一歩でも前進し、

できない理由を考えるより、できる方法を考えて、

行動しましょう!
\(^o^)/

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今日は、できた~と思って、バナーを張り付けてたら、

間違って、書いたものを消してしまいました。

なんと、2回も書いたということです。

 

ということで、今週は、3点。

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