那由多な独り言702

4月に入り、早くも2週間が過ぎました。

ネットでは、早くも新卒入社の早期退職が話題になっています。

特に新入社員の場合、わずか数日しか経っていないので、

自分からは言いにくいのか、退職代行サービスに依頼する人も多いらしいです。

でも、言いにくいということは、自分たちも会社に対して

❝申し訳ない❞という気持ちもあることだと思いますが、

どうして、そんなに早く結論をだしてしまうのでしょうか?

新入社員はなぜすぐ辞める?】最大の退職理由は入社後に感じる ...

 

新入社員が辞める理由は5つのギャップと言われてます。

1.仕事内容のギャップ

2.自身や他者の能力へのギャップ

3.評価や給与・待遇へのギャップ

4.対人関係へのギャップ

5.ワークライフバランスへのギャップ

 

どんなに入社前に会社説明会や面接で説明していても、

実際に、その人の❝思い込み❞もあるようで……、

弊社でも、会社説明会の中で、

「ほとんど土日祝はイベントの現場があるので、基本的には平日休みになります。」

と、言っていても、勝手に毎週土日に現場があるとは思えず……、

「こんなにイベントの現場があるとは思っていなかった。」

と、言われたこともありました。

また、逆に………、

「イベント会社なのに、想像していたより休みが取れる。」とか、

「現場の日は、朝は早いけど、思ったより早く帰れるから意外だった。」と、

言われることもありました。

 

このように、入社前に、その人がどう思い込みがあるのかはわからないので、

そのギャップが、思っていたよりいいのか?

思っていたより悪かったのか?

それによって、辞めたいと思ってしまうようです。

 

会社側は、少しでも入社前に、会社の実態を伝えることが、

入社早々の早期退職を防ぐことにつながるようですね。

弊社の場合……、

少しでも会社の事、現場の事を理解してもらうために、

『現場選考』といって、1日実際にイベント現場にアルバイトとして、

現場に入ってもらっています。

これは、就活生の方々には………、

1.イベントの現場が実際にどんな仕事かを理解してもらう。

2.この会社では、どんな人が働いているかを知ってもらう。

3.会社の雰囲気を知ってもらう。

という意味があり、会社としては、この日も選考として、

1,その人が、ちゃんと現場で戦力になり得る人かどうか。

2,採用に関わっている担当者や面接者だけでなく、他の社員たちにも採用に関わってもらう。

という意味があります。

 

面接は、事前にトレーニングしておくことができるため、

面接で優秀だと思った就活生でも、現場での評価が悪かったということがよくあります。

また、逆に現場に出てみて、選考を辞退する就活生もいます。

就活のナビ運営会社からは、最近は企業の人材不足で、学生の取り合いなので、

早期に内定を出すことを考えれば、現場選考は止めた方がいいのでは?

と、アドバイスされますが、入社後のミスマッチを減らすためにも、

自分は必要なことだと考えています。

 

会社説明会や面接で、何度も同じことを繰り返し話をしても、

勝手に解釈されたり、思い込みをされたりすることを考えれば、

現場選考で、現場に実際にはいって、体験してもらうことは、

非常に重要なことだと思っています。

 

人に自分の言いたいことを、わかってもらおうと思ったら、

1回や2回では伝わらないと言われています。

例えば、人の行動は、1回言っただけでできる人は天才であって、

世の中にはそうそういるものではありません。

秀才でも10回は言う必要があり、

普通の人間は100回でも伝わらないと言われています。

 

そもそも…、本当の意味で「わかる」ためには、

頭でわかっているだけでは十分ではないものです。

完全に腑に落ちて、実行できるところまでもっていけることが

本当の「わかる」ということです。

 

実際に本当に人を育てようと思ったら、

1000回程の反復言動が必要になるそうです。

しかし、1000回も伝えているリーダーはほとんどいません。

たいていは、途中で

「何回言ったらわかるんだ!」

と癇癪を起こしたり、

「こんな困ったやつは、もう辞めさせろ。言っても仕方がない」

と諦めてしまいます。

そして、更に大事なのは、いつも、初めて話すように話すことだと言われています。

普通は………、

「前にも言ったけど・・・」

「いつも言ってるけど・・・」

「何回も言うけど・・・」

と、言葉をはさんでしまいますが、それではだめらしいです。

自分もついつい…、同じことを何度も言うと、言ってしまいます。

 

1回目のときも、2回目のときも、1000回目のときも

初めて言ったように話すことが、とても重要らしいです。

聞いているほうは、「この話はもう100回目だ」と、思って聞いていたとしても

言っているほうは、「今日は初めてだぞ、この話は。」

という気持ちで話さなければならないということです。

 

仏教の世界では、「千手観音」「千日回峰行」など、

1000という数字がよく使われており、

「1000回言ってもできない人はあの世に行け!」という言葉もあるらしいです。

つまり、逆の言い方をすれば、

1000回繰り返せば絶対に伝わるという意味にもとれるわけです。

 

どんな人でも、『1000回言えば、腑に落ちる。』

とはいえ、1,000回、会社説明会を繰り返し開催することも、

1000回、会社説明会に参加してもらうことも現実的に無理な事なので、

完全にすべてのギャップをなくすことは不可能なのかもしれません。

でも、そのギャップを埋める他の魅力をどれだけ伝えて、

どれだけ感じてもらえるのか……、それが重要なことですね。

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