那由多な独り言306

メダルラッシュと言われる今回のリオ五輪。

日本は、現在のところ、金12、銀8、銅21。

すでに過去最高だったロンドン五輪の38を上回っている。

しかし、オリンピックは、結果よりもそのドラマ性が重要だと思う。

それぞれの選手には、そのオリンピックという舞台に立つまでのドラマがある。

何年も努力し、肉体を鍛え上げ、勝ち進んで、国の代表として選出されて、そこにいるのだ。

4年に一度の舞台は、次回は4年後にしかこない。

その舞台はこの日本の東京で開催される。

 

今回の五輪で注目したいのは、4連覇を達成した“伊調馨”より、

4連覇を逃した“吉田沙保里”の方が、メディアの扱いが大きいことだ。

特に印象的なのは、吉田選手が、決勝で敗れたあと、

「金メダルが取れなくて、ごめんなさい。」と、泣いて謝る姿だ。

 

日本の選手は、金メダルを逃すと、

「期待に応えられなくて申し訳ありません。」と、謝罪することが多い。

これは、国を代表することの責任感からなのかもしれないが、

自分で努力に努力を重ねて、その舞台にたったのだから、

その結果に対して謝罪することに違和感を感じるのは、自分だけではないと思う………。

 

“オリンピックには魔物がいる。”

と、期待していた結果が出ない時に、アナウンサーや解説者とかが使うが、

“勝負は時の運”であり、“人は神ではなく、完璧ではない。”のだから、

霊長類最強と言われていても、彼女に勝つ為に、研究に研究を重ねて戦略を練ってきた相手に、

1回くらい負ける事は十分に有り得ることなのだ。

それでも、吉田選手は、たった一度の敗北を泣きながら謝罪したのだ。

勝つ事が当たり前という重圧と責任。

これが“魔物”なのだろうか。

 

オリンピックの代表になるために、

コーチをはじめ、多くの人たちの支援が必要になる。

その恩義に報いる為に、選手は責任を感じながら、世界と戦っている。

だから、負けたときに謝罪をしているのだろう。

 

人は、与えた分、与えられることになり、

与えられた分、人に与えれば、また、その分、与えられることになる。

コーチから教えられた技術は、自分がコーチになった時に、次の世代の選手に教えることになり、

与えられてきた支援を、次の世代に与える事になる。

人は、与えれば与えるほど、与えられることになる。

それが“プラスの連鎖”になる。

 

「幸福は香水のごときものである。」

人にふりかけると、自分にも必ずかかるものだ。

 

~こんな話があります。~

アルゼンチンのプロゴルファー、ロベルト・デ・ビンセンツォは、

あるトーナメントで優勝し、賞金の小切手を受け取って帰る準備をしていた。

彼が一人で駐車場に向かっていると、一人の女性が彼に話しかけてきた。

彼女は彼の勝利をたたえた後、自分の子供は重い病気にかかって死に掛けているが、

お金がないために、医者に見せることもできないのだと彼に伝えた。

それを聞いて哀れに思ったビンセンツォは、

「これが子供のために役立てば良いのだけど」

といって、獲得したばかりの賞金の小切手を彼女に握らせた。

翌週、彼がカントリークラブで食事をしていると

テーブルにゴルフ協会の職員がやって来た。

「先週、駐車場にいたやつらが、君がトーナメントで勝った後、

そこで若い女性に会っていたといっていたが・・・」

ビンセンツォはうなずいた。

「実は」と職員は続けた。

「彼女は詐欺師なんだ。病気の赤ん坊なんていないんだ。

結婚すらしていないんだよ。君はだまされたんだ。」

「すると、死に掛けている赤ん坊なんていないのか?」

「そのとおりだ」

すると、ビンセンツォは笑いながらこう言った。

「そうか。そいつは今週で一番の良い知らせだ。」

~~

 

彼は、騙されたことより、死に掛けた赤ん坊がいなかったことの方が、

自分にとっては重要だという。

おおらかな心で、人間的に余裕があるわけです。

「人は、与えれば与えるほど与えらる。」

きっと彼は、次のトーナメントでも賞金を獲得したでしょう。

 

普通、人は、大事なもの、価値あるものは独占したい。

ましてや、大金ともなると、そう簡単に他人にあげてしまうことはせず、

しまい込んでおきたいと思ってしまうもの………。

与えられたら、少しお返しする!といった感じです。

 

しかし、真理はまったく逆。

より多く与えた人ほど、豊かになっている訳です。

貴方におきているのは、

“プラスの連鎖”?

それとも、

“マイナスの連鎖”?

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今週は、3点、3点。

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