那由多な独り言717

パリ五輪が開幕しましたね。

オープニングセレモニーは、セーヌ川を使った3時間にも及ぶ斬新なものでした。

聖火は、熱気球で夜空に浮かび上がる演出でした。

これまでのオリンピックの常識を覆すような素晴らしい演出で、

前回の東京オリンピックより、見ごたえがあったように感じました。

パリオリンピック開会式(感想) | 硝子のブログ

 

しかし、最近のオリンピックの開会式って、時間が長すぎるような気がします。

もう少しコンパクトに短くてもいいような…………、

そう思うのは、自分だけでしょうか?

 

でも、オリンピックは、世界の代表選手が数々の競技で、

これまで培ってきた努力の成果を出し合い、

メダルを競い合う……、集大成の場です。

そこには、数々のドラマが生まれ、

その先には、感動の数々が待っています。

そして、最後に、敗者と勝者が存在します。

 

勝者の体験談には殆ど再現性がありません。

仮に同じやり方をしても、誰でも同じ結果を得られる訳ではなく、

マネをしたからと言って、同じ結果にはならないからです。

しかし、敗者の話には再現性があります。

同じ事をやれば確実に失敗できます。

 

攻めたい時は勝者の話を聞いて勇気を出し、

自己満足に陥っている時や自信過剰気味の時は、

敗者の話を聞いて危機感を高めましょう。

 

プロ野球の故野村克也監督は、

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」と述べています。

 

つまり、負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、

その中に必ず何か負ける要素があるといいます。

一方、勝ったときでも、すべてが良いと思って慢心すべきではなく、

勝った場合でも、何か負けにつながったかもしれない要素があります。

 

世の中には………、「売上が10倍上がる秘訣」

「利益が2倍する方法」などの経営セミナーや研修が多くあります。

これらは、やり方、方法、ノウハウ、ハウツー、テクニックの類いで、

どこかの誰かがうまくいったことを話しているに過ぎません。

しかし、ある人がうまくいったからと言って、

その通りにやったら本当に成功するか?

 

成功も勝負と同じく偶然の要素があり、

その要因は、実は本人にもわからないことが多いのです。

でも、失敗には再現性があり、やってはいけない事をやってしまうと、必ず失敗します。

だから実際には、失敗者からも多くのことを学ぶことが重要です。

 

自分が参加している経営者が集まる会で、中小企業家同友会という組織があって、

例会報告では、会員が報告者になって、自分たちの体験談を発表します。

でも、それを聞く経営者たちが求めていることは、成功した話よりも、

上手くいかなかった失敗した話です。

なぜなら、経営者たちは、成功した話よりも失敗した話の方が、

学ぶべきことが多いことを知っているからでしょう。

そして、どんなに成功した人でも、必ず失敗した経験があることも知っているからです。

 

だから、これからいろいろなことにチャレンジする人は、

失敗を恐れたり、悔んだりする必要はないということです。

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