那由多な独り言594

自分には根拠のない自信がたくさんあります。

その一つに、健康に対する自信があり、

予防接種をしなくてもインフルエンザにはならない……とか、

自分は、ガンにはかからない……とか、

でも、何の裏付けも根拠もありません。

 

今週は、そんな根拠のない自信を根底から打ち崩されることがありました。

なぜか、昼頃めまいがしてきて、部屋の景色がグルグル回っていて、

そのうち、とても立っていられない状態に………。

それでも、すでにアポも予定も詰まっているので、

何とかしようと立ち上がり、いろいろと準備をしていると、

激しい吐き気が襲ってきます。

 

どうしようもないので、予定を一つずつキャンセルしていき、

夕方には、動けないほどグロッキー状態に………。

少し状態が良くなったら、とりあえず、病院に行こうと考えてみたものの……、

なかなか状態は良くならず……、

❝救急車⁉❞ということすら脳裏をよぎる始末……。

 

なんとか、病院に行く頃には、すっかり救急外来の時間に……、

その後、いろいろと検査をしたけど、悪いところは見つからず、

翌日は、耳鼻科で検査と診察をしたけど、

何も異常なく、結局、原因不明……でした。

そして、根拠のない自信に少しヒビが………。

(それでも、ヒビだけかぁい!)と、言われそうだけど……。

 

人は、何かキッカケがあると大きく変わることがありますょね。

例えば、期待されても、なかなか活躍できないプロ野球の選手が、

トレードになり、チームが変わったとたん、大活躍するとか……、

彼氏に❝デブ❞と言われて、ダイエットして体重を半分にして綺麗になる女性がいたり……、

どこかの塾に❝やる気スイッチ❞という言葉がありますが、

まさしく、スイッチが入ると、大きく変化することがあります。

 

『人間の心は固定されたものではない。

何かのタイミングで善人が悪人になることもあれば、

反対に悪人が善人になることもある。』(空海)

 

こんな話があります。~~~

『ある防犯監視カメラ設置会社社長の提案で8億円!』

 

防犯監視カメラと言えば、犯罪防止、取り締まりのために設置。

又は事件があった場合、動かぬ証拠となるイメージがあります。

しかし、この社長の提案はちょっと違っていました。

 

店内でキョロキョロ周りを気にしたり、

ポケットに何か入れていたりなど、

怪しい挙動をするお客を発見したら、

マークして万引きの現場を押さえるのではなく……、

その日はチェックだけしておいて、

再び別の日に来店した際、

スタッフ全員にインカムでその人間が来店したことを通報……。

それを聞いたスタッフは、その人に対してある事をするというシステム。

 

それは、「やさしい声かけ」をするというものでした。

「いらっしゃいませ!」

「いつもありがとうございます!」

「お荷物持ちましょうか!」

やさしい声かけをされた万引き客は、

その日は万引きをせず、ちゃんと代金を払って帰るようになっていくのです。

 

また、スタッフもお客を犯人扱いすることで、

職場がカリカリしてムードがあまりよくなかったが、

これをやるようになって職場の雰囲気も良くなったようです。

 

実際、年間万引き被害が13億円あったお店が、

この社長の提案を導入することで5億円まで減り、

8億円の被害が抑えられたそうです。

お客を犯人扱いしていた時は万引きは全然減らず、

かえって増加してましたが、例え万引き犯とわかっていても、

大切なお客様扱いしたら、犯罪は劇的に減っていったそうです。

 

また、こんな話もあります。~~~~

ブラウン夫妻にはアリスというお嬢さんがいます。

ブラウン夫人とアリスはずっと仲が悪く、

めったに気が合うことがありません。

母親は人前でさえ、いつも娘を次のように叱りつけます。

「あなたは、なんていたずらな悪い子だろう。

あなたをどう扱ったらいいか、さっぱり分からないわ。

あなたはだんだん悪くなる一方なんだから……。」と。

 

ところが、逆に父親のブラウン氏にとっては、

アリスは目の中に入れても痛くないほど可愛い子です。

ブラウン氏は皆に、彼の「小さな天使」について自慢します。

 

この娘アリスを客観的に観察できる第三者ならば、

アリスがよい所も悪い所も、欠点も長所も、

全ての人と同じように持ち合せていることが分かるはずです。

しかし、アリスの行動に関してもう一つ、

見逃すことのできない一面があります。

 

それは、アリスは父親の前では父親の期待どおりに天使のように振る舞い、

母親のいるところでは、母親がいうように、

とてもお行儀の悪い子供になるということです。

 

そうです。私たち人間には、

自分の周りにいる重要な人たちが、

期待する通りに振る舞おうとする傾向があるのです。

よく話に聞くことで、親があまりにも大きな期待を子供にかけすぎると、

子どもはそのプレッシャーで潰れてしまう……と、言われますが、

自分の経験では、親から全く期待された覚えがなくて、

逆に、高校受験も大学受験も……、

「あなたにそんなところが受かる訳ない……。」

という感じだったので、受験は見事に失敗しました……。

(それを親のせいというつもりはありませんが……。)

だから、自分は、子供に対して、

『どんなことでも可能性は0ではないし、

諦めなければ、必ず望みは叶う。』と、言っています。

 

例え、失敗を重ねる社員がいても……、

売上が取れない営業マンがいても……、

頭ごなしに否定するのではなく、

その人の良いところを誉めていれば、

何かをキッカケに、大きく変わることがあるかもしれません。

注意しなければいけないのは、子供や部下に、

❝あなたには無理!❞

と、可能性を失うことを言ってしまうことです。

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