那由多な独り言652

いよいよGWに突入です!

今年は、観光地もかなりの人出が予想されていて、

交通渋滞もかつてのGW同様に予想されています。

自分たちもいつまでもコロナの呪縛に惑わされている訳にもいかず、

コロナ前のイベント業界の感覚に戻らなければいけません。

とはいえ、すでに社員の3分の1は、コロナ後の入社なので、

残りの3分の2が、しっかりしなければ、なかなか全体に浸透していきません。

 

今週のメガネブログにコロナ前とコロナ後のキャラクタショーの1日の班数の比較がありましたが、

以前は、「こんなに班数が組めるだろうか?」

「こんなにバイトが集められるだろうか?」

というところから始まることが多くありました。

 

「出来るかどうかわからない試みを、成功させるただ一つの方法は、

まず初めにそれができると信じることだ」

【ウイリアム・ジェームズ(1842~1910年)※米国の著名な哲学者・心理学者】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなことでも、まず初めは、それができると信じ込むことからスタートします。

初めから❝ムリだ!❞と思うと、できるものもできなくなります。

ところが、出来るかどうかわからないことを、

まず初めに出来ると信じるというのは少し矛盾しているかもしれません。

 

常識的には、やっぱり出来そうか、どうかをよく調べるべきではないかと思うのですが、

そうすると問題点が見つかるだけで、結局止めておこうとなります。

これでは、なんの進歩もありません。それならどうすればよいか?

私達の頭脳の仕組みを、よく理解しておくことが必要です。

 

私達の頭脳は「顕在意識」と無意識の「潜在意識」で構成されています。

「顕在意識」の役割は、基本的に実現したいことを決めることです。

「潜在意識」の役割は、どのようにして、ということも含め、

その目標を忠実に実現することです。

 

ですから、「顕在意識」のやるべきことは肯定形で明確な目標を設定すること。

それを繰り返し反復して「潜在意識」に伝えることです。

問題は「潜在意識」が、多くの場合は、

過去にインプットされたネガティブな情報で一杯になっているため、

否定的に反応してしまうことです。

 

そのために、常に前向きに反応するよう洗脳する必要があるのです。

 

❝なぜ日本電産は急速に大きくなれたのですか?❞

と、尋ねられたことに対して、永守重信社長が、

次のように答えられたことがあります。

 

『会社を作ったものの仕事がありません。

取れた仕事は他社が「出来ません」と言って、

引き受け手がなかった仕事です。

帰って社員に話すと「出来るはずがない」と言います。

そこで私は、社員に、これから皆で「出来る、出来る・・・・」を

1000回言おうと提案し、皆で声を出し「出来る」を反復したのです。

そうすると、だんだん出来るんじゃないかと思えるようになってきたので、

すぐに、作業に取り組み1歩前進できたのです。

日本電産は、その繰り返しで大きくなってきました。』

 

一大決心というのは、当てになりません。

また長年に亘って身に付けてきた考え方や意識は簡単に変りません。

「出来る、出来る」と皆で、1000回も反復していると、

だんだん頭がおかしくなって(もちろん良い方に)きて、

出来るのではないかと思うようになります。

 

そうなったらその意識が変わらないうちに行動することです。

少しであっても確実に前進した実績を作ることができます。

これは確実に「心構え」を前向きに変えていくことになります。

その繰り返しで目標に向かって確実に前進していくこともできます。

 

そう考えると荒唐無稽とも思える永守重信社長のやり方は、

まことに理に適ったものであることがわかります。

 

こうすればいいということがわかれば、新しいこと、困難なコトを、

迷うことなく決めることができます。

「出来るか、出来ないか」ではなく、「やりたいかどうか」で

決めればいいのです。

 

もう一つ学ぶべきことは、「実践し、実践的に学ぶ」のは最高に効率的なやり方で、

学んでから、実践しようというのは、余りにも効率が悪いということです。

よく経営を成功者から学ぶために、セミナーに通ったり、本を何冊も読む人がいます。

確かに参考になるかもしれませんが、自分で会社を実際に経営してみる方が、

何倍も勉強になることがあります。

 

仕事に関しては、「できるか?できないか?」ではなく、

「やらなければいけない」場合が多くあり、

迷っている時間がない方が多いので、進めていくことになります。

また、「できない」と思って、断る場合もありますが、

でも、仕事は1度断ると、次の仕事がこなくなります。

 

先程の日本電産の話の逆バージョンで、

常識的にできない仕事を受けて、ちゃんと納品する会社があれば、

次の仕事の依頼は、その会社にいくからです。

そういう仕事を受けて大きく成長する会社もあれば、

そういう仕事を断って、取引先を失くしていく会社もあります。

 

ZATもかつては、他社が断るような仕事を受けて成長してきましたが、

最近は、自分の目が行き届かないところで、

仕事の選択がされているのかもしれません。

もう一度、社内に……、

「できないと思う前にできる方法を考える!」というのを、

浸透させなければいけないかもしれません。

 

ちなみに、哲学者・心理学者であったウイリアム・ジェームズの名言のなかに

次のように、心に刺さるものがあります。

 

『悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ。』

『苦しいから逃げるのではない、逃げるから苦しくなるのだ。』

『世界は常に勇気ある者のための劇場である。』

『賢明であるコツとは、何に目をつぶるかを知ることである。』

『人間は心構えを変えることによって、人生を変えることができる。』

等々

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