那由多な独り言217

先日、TVで、夢と魔法の王国「東京ディズニーリゾート」の特集番組を観ました。

驚いたのは、「東京ディズニーランド」が開園する23年前に会社設立されたことです。

母体となる、“株式会社オリエンタルランド”は、1960年に、京成電鉄と三井不動産、

それに船橋ヘルスセンターを経営する朝日土地興業の3社の共同出資で、

千葉・浦安沖の埋め立て事業を目的に設立されました。

設立時は、社員3名、事務所は京成電鉄を間借りする形で、机3台だけの

スタートだったようです。

 

元々は、ディズニーランド招致が目的ではなく、

埋め立て地に商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設をする予定だったようです。

そのため、三井不動産元会長の江戸英雄氏が、

血の気の多い漁民に漁業権を放棄させる交渉役に適任だとしてスカウトしたのが

高橋政知氏(二代目社長)でした。

高橋氏の交渉術は、実に凄まじいものだったそうです。

酒豪の高橋氏は、漁協幹部を柳橋や日本橋の料亭で連夜の接待漬けにし、

県知事、政治家、ヤクザとも深く交わり、懐に喰い込んだ。

こうしたマンツーマンの説得工作が功を奏し、漁民は漁業権の放棄に同意したということです。

ディズニーパークの日本誘致発案者は京成電鉄社長(当時)の川崎千春氏です。

川崎氏がアメリカで本場のディズニーランドを訪問し、

「これからの日本に必ず必要なものだ。」という思いで、交渉を始めたそうです。

1972年のことで、すでに会社設立から12年の月日が経っています。

 

当時、ディズニーランドの“生みの親”と言われている、高橋氏は、ディズニーランドには、

これっぽっちも興味を持っていなかったというから面白いですね。

「埋立地には女子供が遊ぶディズニーランドなんかより、

競馬場をつくったほうがカネになると主張していた」(関係者)という。

それが、東京ディズニーランドの“生みの親”と称されるようになったのは、

川崎氏の後を継いでオリエンタルランドの2代目社長になったこともありますが、

高橋氏自身のパフォーマンスによるところが大きいようです。

高橋氏は日本経済新聞の『私の履歴書』でディズニーランドを成功させた手柄話を語りました。

その内容に三井不動産が激怒し、当時経済界の話題になりました。

 

同コラムでは<親会社の一つ(京成電鉄)が無力になり、

もう一つの親会社(三井不動産)はやる気がないどころか、

「ディズニーランドなんて前世紀の遺物だ」と足を引っ張るありさま>といった調子。

三井不動産の反対を押し切って高橋氏がディズニーランドをつくり上げたエピソードを披瀝したのでした。

三井不動産の坪井東・元社長は高橋氏のドンブリ勘定的経営手法を嫌い、両者は犬猿の仲といわれた。

江戸氏と坪井氏が亡くなった時期に、高橋氏が手柄を独り占めにするような内容を新聞に連載したのだから、

三井不動産が怒るのも無理はなかったのです。

 

当時、ディズニーランドの誘致計画は、三菱地所の富士山麓の御殿場と

三井不動産の浦安沖が激しく競合し、

下馬評では御殿場が有力視されたが、両方を視察したディズニー側が下した結論は浦安でした。

決め手になったのは、浦安は東京から近いという立地条件だったということです。

こうして浦安沖の埋め立て地にディズニーランドを建設するプロジェクトは動きだしたが、

オリエンタルランドは寄り合い所帯のため内紛が続いたようです。

「高橋と坪井の両氏は、とにかく肌が合わなかった。

坪井憎しから、三井不動産を潰してやるという一念で、(高橋は)カネをどんどん使った。

この私怨のおかげで、立派なディズニーランドが生まれた」というのが、

今日まで語り継がれている誕生秘話なのです。

華やかなディズニーランド建設の陰に隠れてしまっているが、

千葉・浦安沖の埋め立ての利権を求める経済人たちが群がった。

きれいごとでテーマパークが誕生したわけでは決してなかった、

というのが、現実のようです。

 

1974年にディズニーに交渉を開始し、オープンの1983年まで、

誘致から開園まで、実に10年という月日が経っており、

会社設立から、23年もの長い時間をかけて、

東京ディズニーランドは誕生したということに、驚きました。

会社設立から23年というのは、現在の弊社と同じです。

そう考えると、時間の長さを実感いたしました。

 

また、もう一つの驚くべき点は、本場の米国内以外の海外ディズニーの中で、

唯一委託会社が運営している(フランチャイズ)のは、“東京ディズニーリゾート”のみで、

それ以外は、直営方式で運営しているということです。

年間で約200億円をロイヤリティーとして、支払っているそうですが、

わずか4年で、累損を一掃したそうです。

 

今や、日本を代表するテーマパークで、誰もがNO.1に挙げるのが、

この“東京ディズニーリゾート”ですが、一部でネガティブな話もいろいろと出ています。

でも、NO.1であるがゆえの反対論であって、

どんなものにも“アンチ”が生まれるのは、しょうがないことでしょう。

我々、イベント会社としては、“アルバイトへの教育”や、

常に10年先をみながらの経営計画は、学ぶことばかりです。

オープンして30年が経過し、常に国内トップの動員をしながらも、

現状に満足することなく、常に新化し続ける“夢と魔法の王国”に

脱帽するとともに、“バイブル”として、勉強させていただきます。

では、今週はこの辺で。

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今週は、4点、4点。

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