那由多な独り言182

さぁ、今日も気が付けば土曜日です。

そして、一週間後には、GWに突入してしまいます。

GWは、弊社にとって年間一番の山場であります。

全社一丸となって、事故もトラブルもなく、

イベント会場に最高の笑顔を満開にしたいものです。

 

さて、弊社は採用面接の中で、“質問シート”というものを

答えてもらっていますが、その中に“プロとは?”という質問があります。

あなたにとって、“プロとは?”………。

 

人によっていろいろな考え方があるので、正解がある訳ではありませんが、

友人からのメールにプロについての考えが書いてあったので、ご紹介しましょう。

 

プロとは、

①仕事に全力を尽くす人である

②自分の仕事に誇りを持つ人である

③仕事にムラがない人である

④先を読んで仕事をする人である

⑤笑顔で気配りができる人である

⑥成果に責任を持つ人である

⑦能力向上のために常に努力する人である

 

どの項目もプロフェッショナルとしては必要だと思いますが、

自分が考えるプロとは、

『決して期待を裏切らないで、確実に成果を出す仕事をする人』です。

自分たちは、イベント屋としては、プロフェッショナルなので、

お客様の信頼を裏切らない仕事をしましょう。

 

しかし、仕事をしていると、いくらプロといえども、

追い込まれる状況に遭遇することがあります。

そんなピンチに追い込まれるときに、

それをチャンスに変えることができるのが、

プロの仕業ではないでしょうか。

ピンチをチャンスに!

そんなエピソードです。

 

日本一視察が多いスーパーマーケットとして、

いま脚光を浴びている「ハローデイ」。

“アミューズメントフードホール”という名の通り、

内装や商品のディスプレイに工夫を凝らし、

福岡県を地盤に49ある店舗の中で、同じような店舗は1つとしてないといいます。

倒産寸前の状態から、現在グループ全体で、

約790億円の売り上げを挙げるまでに発展させてきた2代目社長の加治敬通氏が語った

「逆境を乗り越える魔法の言葉」とは――。

 

 「ピンチはチャンスだ、ありがとう」 加治敬通(ハローデイ社長)

 

ハローデイ経営理念の1番目は、

「より多くのお客様に感謝する会社」とあって、

会社をよくしていく過程で、この理念の浸透には力を入れてきました。

経営者はいろいろな体験しているから、その意味について分かりますが、

従業員にはいくら口で説明しても、悲しいかな他人事でしかないから分からないんです。

 

ではどうすれば思いを伝えることができるかといろんな研修に参加した上で、

これはと思うものをベースに自ら研修をつくりました。

「お元気様研修」といって、

5つある経営理念をベースに2日間かけてやるんです。

 

例えば感謝について

「皆さんにとって感謝の原点はどこにありますか」

という感じで問い掛けます。

いろいろと答えが出てきますが、

答えは両親ですと。

「両親に感謝できない人が、

何で赤の他人のお客様に感謝できるんですか。

絶対にできません」

というかたちで入るんです。

 

それから研修では普段私たちが

よく使う言葉についても伝えています。

その中の一つに

「ピンチはチャンスだ、ありがとう」

という言葉が必ず出てくるんです。

 

例えば誰かが、ボコボコに怒られて落ち込んでいると、

皆が寄ってきて、

「よかったなおまえ、おめでとう。

 チャンスじゃないか」

と言って励ます時に使うんです。

 

このことを理解していただくには、

火事事件についてもお話しする必要があって、

実は平成8年元旦の午前1時にお店が燃えたんですよ。

 

そのお店というのは20数年ぶりに出したばかりの後藤寺店という新店で、

これが大当たりして、会社の経常利益の3分の2の利益を出していたんです。

 

その夜、除夜の鐘を聴きながら、

営業報告を確認し終えて、やっと一息ついたところで、電話が鳴り響きました。

電話口から上ずった声で、

「火事です。後藤寺店が燃えています」

と聞こえてきた瞬間、もう真っ青になりました。

 

すぐに車に飛び乗ったのはいいのですが、

頭の中は悪いことばかりが次々と浮かんでくるものですから、

寒さではなくて怖さで震えが止まりません。

 

――あぁ怖さで震えが。

その時に私の好きな

「ピンチはチャンスだ! ありがとう」

という清水英雄先生の詩がふっと浮かんできたので、

それを必死で唱え始めたんです。

 

「つらいことがおこると/感謝するんです/

 これでまた強くなれると/ありがとう/

 悲しいことがおこると/感謝するんです/

 これで人の悲しみがよくわかると/ありがとう/

 ピンチになると感謝するんです/

 これでもっと逞しくなれると/ありがとう/

 つらいことも悲しいこともピンチものり越えて/

 生きることが人生だと言いきかせるのです……」

 

車内での40分間、私はその詩を大声で繰り返しました。

店に着いた時にはゼェゼェいって喉がかれていたので、

店に向かって歩く間は

「ピンチはチャンスだ/人生はドラマだ」

と小声で何度も呟いていました。

 

すると私を見つけた店長がバッと走り寄ってきて

「すいませんでした」と大声で謝ってきました。

 

その時私の口から出てきたのが、

「店長大丈夫や!

 改装費1億か2億かかっても、

 君ならまた取り戻せるやろ」

という言葉だったんですよ。

 

私は基本的に怖がりだし弱虫だから、

あの詩を口にしていなければ、きっと店長をボコボコにしていたと思います。

 

だからその店長はいまだに言うんですよ。

あの時は半殺しまでだったら我慢しようと覚悟をしていたら、

思いもよらない言葉を掛けられて、嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかったと。

 

 

――胸にグッと迫ってくるものがあります。

 

この話には後日談がありまして、

そのお店がオープンした時の売り上げ

というのが1700万円でした。

 

これはスーパーの売り上げとしては、驚異的な数字なんですよ。

 

ところが火事の1か月後に、再オープンした時の売り上げが、

何と2300万円だったんです。

 

オープン時の売り上げをクリアするっていうことは、本来ありえないことなんです。

 

ですから「ピンチはチャンスだ、ありがとう」

というのはここからきているんですよ。

 

 

~~~仕事をしていくうえで、

ピンチに追い込まれることは、どうしても起きてしまいます。

しかし、ピンチの時こそ、

実は、大きなチャンスなんですよね。

 

それに気づいて、ピンチを悲観することなく、

チャンスとして捉えて、

より大きな成果をだす。………

 

それが、“プロ”の仕事でしょう。

 

では、また来週。

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今週は、4点、4点。

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