歴史的な円安に陥り、物価高で値上げラッシュの今日この頃………、
プロ野球は、交流戦が終わり、リーグ再開し、最下位からの逆襲のドラゴンズ。
話題は、根尾選手の投手転向とともに、ドラゴンズの選手育成にまで及んでいました。
高校時代に歴史的な成績を残し、鳴り物入りでプロに入ったのに、
なかなか活躍できず埋もれてしまう選手が多いという指摘がされています。
確かに、他球団と比較すると、育成方法に違いがあるかもしれません。
しかし、元々素質のある選手たちなら、もしかしたら自分たちのメンタルの問題かもしれません。
どんなスポーツでも、第一線で活躍したり、チャンピオンになるには、
「心、技、体」の充実が必要で、中でも「心」が大切と言われています。
ところが「心」を、どのようにして強め、高めていけばよいのか、
という疑問については、たいがい漠然とした精神論に終始してしまいます。
川上哲治監督のもとで9年連続日本シリーズ制覇した時の巨人はとても参考になります。
当時、強肩、俊足の外野手として活躍した国松彰は、
現役を引退後もコーチとして巨人に在籍したので、
その間、水原、川上、長島、藤田、王と5人の監督と関わりがありました。
その彼の話によると川上監督は、他の監督とは全く違ったと言います。
ミーティングの内容は、勝つための「考え方」とか「心構え」とかで、
技術的な話は一切なかったそうです。
また「巨人軍は紳士たれ!」と、規律正しい言動、礼儀を守ること、規則を守ること、
等に関して、球場外のことであっても口やかましかったそうです。
規則違反や怠慢プレーには罰金まで科したので、
選手からの人気はもう一つでしたが、V9という偉業を達成しています。
川上監督の考えは、野球から離れた、日常の行動の一つ一つが、
実は大切なのだということです。
「心」と「体」、「心構え」と「行動」は一体だからです。
「心構えと行動」は、実は魔法のペアで、熟語には「心身一如」という言葉もあります。
「心構え」が、「行動」の大半(90~95%)を支配していますから、
「心構え」が、雑だと「行動」全般が雑になり、
試合の時だけ規律正しく行動しようとしても出来ません。
そして肝心な時に打てず、エラーが出たりするという訳です。
そこで「心構え」と「行動」が一体であることを、逆に利用して、
日常生活で簡単に出来ることを意識し徹底してきちっとやるのです。
そうすることで「心構え」が整えられ、高められ、強められます。
「行動」は無意識の内にそれに従います。
「成功は、素晴らしいことをやろうとするのでなく、
当たり前のことを素晴らしくやることで獲得できる」
と言われています。
素晴らしいことは誰でもできるというものではありませんが、
「凡事徹底(当たり前のことを継続して行う)」なら、
やろうと思えば誰でも出来ます。
また「心構え」は視覚からも影響を受けます。
周りの環境が、雑然としていたり、汚れていると視覚を通して、
そのことが繰り返し潜在意識にインプットされるので「心構え」に影響を与えます。
だから整理、整頓、清掃は大切なのです。
下記は10年以上昔、甲子園に出場した公立高校の話です。
2009年夏の甲子園に宮崎県立都城高校が出場しました。
前任の監督が、3月末に他校へ急に転勤となったのです。
河野真一先生は学生時代野球部に在籍していたということで、
急遽監督を引き受けることになったのです。
4月監督に就任した時に、河野先生は最初に、
これを機会に、汚い部室をキレイにしようと、
全員でピカピカに磨き上げました。(きっとチームに一体感が生まれたことでしょう)
それと同校が地方大会を全試合失策無しで勝ち抜いたことで、
守備力が優れたチームということが、全く関係ないことではないと思われます。
甲子園大会では強豪がひしめくなか、準々決勝で、
その年優勝した中京大中京高校に敗れベスト8に終わりましたが、大健闘です。
失策をしようとして、失策をする人などいません。
日常生活の中で簡単なことを徹底して完全にやることによって、
あらゆる行動が無意識のうちに、きちっと出来るようになるので、
失策もなくなるのです。
川上監督が選手の日常生活を厳しく制限したのも、
こういう理由からですね。
それと同じく立浪監督も、監督就任時には、
選手たちの身なりや日常生活にまで踏み込んで規制をしました。
これから、ドラゴンズも強くなっていくのかもしれません。
また、心の持ち方が、活躍と大きく関係があると考えられます。
自分は中学、高校時代に剣道をしていましたが、
中学と高校では、全く環境が違いました。
中学は、剣道の強豪校で、大会に出れば必ず3位以上には入っていました。
しかし、高校はかつての名門校で、自分の入った時は、1回戦敗退の常連でした。
中学の時は、部内で試合をしても、みんなが強いので、勝てると思っていませんでした。
だから、すでに気持ちで負けていたことが多かったので、
対外的にもあまり勝率は高くありませんでした。
しかし、高校では、逆に誰にも負ける気がしないくらい自信を持っていたので、
部内では負けた記憶がないくらいで、対外的にも高い勝率でした。
自分の経験でも、心技体の心のウエイトはかなり高いと思っています。
学生時代に大活躍をしてプロ入りした選手たちは、
技術的な問題より、心のメンタル的な問題で、
なかなか活躍できない場合もあるような気がしてなりません。
どんなことでも自信を持って取り組むことって、大事なことですよね。
例え、何の根拠のない自信でも………。
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