こんばんは。
今週もまたまた土曜ですね。
頑張りましょう!!
さて、皆さんは、志と夢の違いは何かわかりますか?
または、考えたことはありますか?
これは、今から30年程前に、ソフトバンク孫社長とパソナ南部会長に対して、
野田一夫氏がした質問です。
野田氏とは、日本総合研究所初代所長、多摩大学名誉学長、事業構想大学院大学学長などを歴任され、
多くの経営者の師として知られています。
当時は起業したばかりの2人。
孫社長の元には、3名のスタッフ、南部会長の元には、6名のスタッフ
その程度の規模でした。
そんな2人に対して語った「志と夢の違いについて」
野田氏が語った言葉を、孫さんは今でもはっきりと覚えているそうです。
野田氏が語った言葉が、
「【夢】というのは漠然とした個人の願望。
車を買いたい、家を持ちたいといった夢はみんな、個々人の未来への願望。
でも、その個々人の願望を遥かに超えて、多くの人々の夢、多くの人々の願望をかなえて
やろうじゃないかという気概を【志】というんだ。
【夢】は快い願望だが、【志】は厳しい未来への挑戦だ。
だから、【志】と【夢】はまったく次元が違う。
【夢】を追うなんて程度の男になってはいかん。
【志】を高く持て!」
この野田氏が語った「【夢】と【志】の違い」
これは、辞書に書かれているわけでも、言語学者が定めたわけでもありません。
言ってしまえば、野田氏が勝手に定義付けたものです。
ですが、多くの苦難と困難を乗り越えて、様々な事業を作り上げてきた
野田氏が、これを語り、そして、彼から影響を受けた人間にとっては、
「【夢】と【志】」の違いを語るに、これ以上の定義はありません。
そして、この日から、孫社長や南部会長にとって、
【志】という言葉は他の言葉とは全く意味を持つ言葉になったはずです。
誰が言うかで全てが変わってしまうのです。
これまで、
人の心を動かす言葉、
人の感情を高める言葉、
人の購買を促すような言葉
が、マーケティングのテクニックとして、紹介され、活用されてきました。
しかし、そういった言葉で、集まったお客様の多くは、あなたの元に居続けるということはありません。
売り切りの商品で、一回買ってくれれば、それで良い!
という風に思ってやっていたとしても、それは、噂となり、あなたのブランディングにもつながってきます。
野田氏が言ったように、「志を高く持って」ビジネスを行うことで、
ただのお客様ではなく、熱狂的なファンとなり、あなたの支援者ともなるのです。
それこそ、これからの時代に求められる『お客様との関係性』です。
かつて、米国人 クラーク博士が、札幌農学校の教頭を辞して日本を去るにあたって、
教え子たちに贈っ た言葉で、有名なものがありますよね。
『boys be ambitious』…少年よ大志を抱け。
少年達よ大きなこころざしを心の中に持て。夢を目標に持て。という意味です。
そして、これには、その続きの文があります。
“Boys be ambitious ! Be ambitious not for money or selfish aggrandizement ,
not for that evanescent thing which men call fame . Be anbitious for the attainment of all that a man ought to be .”
訳すと、次のようになります。
少年よ、大志を抱け。
しかし、金を求める大志であってはならない。
利己心を求める大志であってはならない。
名声という、つかの間のものを求める大志であってはならない。
人間としてあるべき すべてのものを 求める大志を抱きたまえ。
自分自身の【志】とは何か?
ぜひ、考えてみて下さい。
では、また来週。
今週は、3点。
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