那由多な独り言140

こんばんは!

 

まずは、山井投手おめでとうございます。

 

何それ?って、思った人もいます?

 

昨日、ドラゴンズの山井投手が、DeNA戦でノーヒットノーランを達成しました。

 

何それ?って、思った人もいます?

 

プロ野球史上77人目の快挙で、ようするに9回まで、一人で投げ抜いて、1本もヒットを打たれなかったということです。

もう一つ上を行くのが完全試合。

フォアボールもなく、ランナーを一人も出さない試合のこと。

もう一つ下を行くのが完封試合。

一人で投げ抜いて、0点で抑えた試合。

今年のドラゴンズでは、完投(9回を一人で投げ抜くこと)すらなかったらしい。

とにかく、すごい記録を作ったということです。

これをきっかけに、首位争いに食い込んで欲しいものです。

 

すごい記録を作ったという話でしたが、

すごい記憶に残るという話があります。

 

それは、大リーグの話………。

 

1945年にアメリカ・メジャーリーグで活躍した選手で、

ピート・グレイという選手がいました。

ピート・グレイさんは、1917年アメリカ、ペンシルベニア州生まれで

機関車と野球が好きな普通の少年でした。

ある日、父親に連れられて、大リーグの試合を見に行きます。

ニューヨークヤンキースが大好きだった彼は、さよならホームランでヤンキースが勝った試合を見て、

大リーガーになることを夢見て、努力を始めます。

大リーグの世界は、ホント巨大な組織です。

下から、
「Dリーグ」
「Cリーグ」
「Bリーグ」
「ルーキーリーグ」
「Aリーグ」
「AAリーグ」
「AAAリーグ」

そして、やっとメジャーリーグ。

ホントに長い長い道のりです。

 

彼は、6才の時ある事故により、野球を断念しようと思いました。

その時、お父さんが彼にかけた言葉、それが「諦めるな、やればできる」でした。

ピートはお父さんのその言葉だけを、胸に信じ、血のにじむような努力を始めます。

草野球チームに入りますが、一度も練習には参加させてもらえませんでした。

しかし、彼は不平をいわず、毎日玉拾いをし、一人で素振りの練習をしました。

野球学校へ通いながら、いろんな球団の入団テストを受けましたが、

すべて、不合格。

 

しかし、ピートはお父さんの言葉通り、諦めませんでした。

雨の日も風の日も、黙々と練習を続ける彼の姿を見て、

心を打たれた学校の先生が全米のDリーグの監督に電話をかけました。

「うちにピートという、熱いやつがいる、見に来てくれないか、お願いします。」

Dリーグの監督が集まってピートのプレーを見ましたが、どこの球団も彼を雇おうとはしませんでした。

 

それで、ピートはどうしたのか?

 

ピートはめげず、お父さんの言葉通り、とにかく諦めませんでした。

そして、ついに24才の時セミプロ球団から声がかかり、喜んで入団しました。

そこでの活躍がマイナーリーグの監督の目に留まり、スリーリバースというチームにスカウトされます。

ここでピートは打率3.81の素晴らしい成績を残します。

そして、全くおごること無く努力を続けるピートに、次々と幸運の扉が開かれはじめます。

1943年、AAAに昇格し、MVPを獲得。

ついに1945年大リーグの「セントルイスブラウンズ」がピートの採用を決定しました。

ピートの初打席です。

1球目、空振り、
2球目、空振り、
3球目、空振り。

ピートの初打席は、三振に終わりました。

 

でもその三振を見て、スタンドの観客達は、総立ちになり、終わらない拍手を送りました。 

観客は、ピートの姿に、釘付けにされていました。

 

実は彼は、6才の時の事故で、右腕を根元から切断されていた“片腕の大リーガー”だったからです。

大好きな機関車を見に行って、その下敷きになってしまったのです。

6才にして、片腕を無くしたピートに、父親がかけた言葉

それが「決して諦めるな」だっだのです。

 

ピートのお父さんはこう回想しています。

「あの時、もしも、彼から、野球という夢まで奪ってしまえば、もう、彼には何も残らない。

“諦めるな”と言うしか、他になかった」と・・・。

 

お父さんの言葉だけを、信じて努力した彼を観衆は知っていました。

その偉大な三振に観客は惜しみない拍手を送り続けた訳です。
ピートは1年で引退し、故郷に帰り、少年野球の指導をし、87才で生涯を閉じます。

彼が亡くなる前、残した言葉があります。

『私の子供の頃の夢は、ヤンキースタジアムで野球をすることでした。

そして、それを叶えられたことが、自分の人生にとって、もっとも素晴らしい出来事だったと思います。

自分のように身体に障害をもつ者にとって、練習こそが全てでした。

でもたとえ練習しても自分にやってくるチャンスは、わずかなものでした。

いろいろな人から、よく言われたことがあります。

“両方の腕があっても、野球をするのが難しいのに、片腕で野球なんかできるわけがないだろう。”

それでも諦めず、自分は常に夢に向かって練習したのです。』

 

皆さんは、このピートの話をどう思いますか?

彼だからできたと思いますか?

 

もちろん彼だからできたのです。

だって、彼は諦めなかったから……。

 

この世には、天才と呼ばれる人が何人もいます。

でも、実は、天才と呼ばれている人は、人より努力し、人より練習を積み重ねているのです。

 

諦めずに、努力を積み重ねれば、必ず成功を手にすることができます。

 

 

『勝者は決して諦めない』。

 

 

では、また来週。
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