那由多な独り言150

ど~も。

週末ヒロイン、土曜ブログは、毎度お馴染み『那由多な独り言』でした。

ブログ担当メンバーがいろいろと変わりましたが、

土曜は相変わらずな感じでいきますので、

これからもよろしくお願いします。

 

さて、いよいよオリンピック2020年の開催地が決まりますね。

我々の業界では、是非、ぜひ東京で開催していただきたいものです。

本日、東京の業界の方と話をしていて、

かなり名古屋と東京では、景気回復の温度差があるようです。

名古屋にいて、あまり景気の良い話を聞くことがないですが、

東京では、予算面でもかなり景気回復しているそうです。

これで、東京オリンピックに決まったら、東京進出を現実的に考える会社が増えそうですね。

弊社ももしかしたら………。

 

オリンピックに話を戻しましょう。

もし、決まれば、2020年なので、今から7年後になります。

今、活躍している選手たちが“東京オリンピックに出たい”と、思っても、

7年間、その気持ちを維持し、体力、気力、そして、その技術を鍛え続けなければいけません。

そして、その間、リオデジャネイロがあります。

選手たちは、目の前の巨大な山を乗り越え、さらに次の目標を目指さなければいけないので、

今、第一線で活躍している選手は、東京オリンピックに出場するにはピークの状態を、7年間維持し、

年齢的な衰え以上に鍛えていかなければいけないということです。

並大抵なことではありませんね。

特に、自分一人ではなく、チームで戦う種目は、技術を鍛えるだけでなく、

運まで味方につけておかなければいけませんよね。

勝負は時の運ですから。

 

運を味方につけることは、どうすれば良いのでしょうか?

 

もう、かなり以前の話になりますが、

ジャイアンツの監督をしていた長嶋茂雄さんが、黒星が続いて勝てなかった時、

記者団から、「どうしたら勝てるようになりますか?」と聞かれた時のことです。

さて、皆さんが監督だったらどうお答えになりますか?

 

「しっかり練習をして・・・」

「選手を補強して・・・」

「そんなの俺が教えてほしい(笑)」

 

そのときの長嶋監督の答えはこうです。

試合に勝つことです

 

それを聞いた記者団は、答えになっていない!

やっぱり長嶋だーと失笑したそうです。

しかし、わかる人には、わかりますよね!

それこそ正解であり、それこそがベストな解決策なのです。

 

どんなベテランのプロ野球選手でも、敗北が続くと負けぐせがついてしまい、

無意識にその方向に試合を、引っ張っていくことがあるそうです。

しかし、そんな中「1勝」すると、「よし、勝てるぞ。もう一勝しよう」と

流れを一気に変えることができるという訳で、

野球選手にとって、勝利以上の良薬はない!ということです。

 

運を味方につけるには、勝利という良薬にヒントがありそうですね。

ところで、この勝利という良薬は、ビジネスの世界でも同じです!

 

契約がとれない日が続いたとき、誰でも「どうしたらとれるのだろうか?」と、悩みます。

そんな時、新たな会に入会したり、本を買って読んだり、人と組んだり、他の商品とコラボして・・・など、

関係ないことに力を注いでしまうケースが多々あります。

しかし、ほとんどの場合それらが実ることはありません!

それは、その人の潜在意識が「無理だ」「売れない」「決まらない」と、思っているからです。

 

最大の原因を変えず、小手先を変えても、答えは同じです。

どうしたら売れるか?

答えは、

勝利の良薬、「売ることです。」

売ることから逃げている限り、何年たっても売れません。

なぜか一つ売ることができると、今まで全くと言うほど売れなかったものが、

ばたばたと売れるようになる。なんてこと経験ありませんか。

 

 

人前で緊張して、話ができない人が、

「どうしたら話せるようになりますか?」

解決策は、人前で話すことです

 

どうしたら、お金が貯まるのか?

1円でもいいからお金を貯めることです。

 

 

近江商人の家に生まれた主人公・近藤大作が、小学校を卒業し、後継ぎになるために

鍋蓋(ナベブタ)を苦労しながら売る「てんびんの詩」という映画があります。

ご覧になられた方も多いと思いますが、

鍋蓋売りの試練を通じて、商いの心を、身につけていく感動の物語です。

簡単に売れると思って、甘く見ていた大作は、大変苦労します。

店の出入り業者のところに行き、親の顔で売ろうとしますが売れません。

薬の行商人の真似をして、もみ手の演技をしても売れません。

時には乞食をまねてみますが、売れません。

農家の老夫婦に母が病気で・・・と、

泣き落としにかかったりもしますが、売れません。

遠く離れた親戚のうちまで、歩いていけば可哀そうに思って買ってくれるだろう・・・と、

ボロボロになって歩いていきますが、買ってくれません。

 

親の威光、うそとまねごと、同情など、

心のない商いは、人々の反感を買うだけで、まったく売れません。

大作は行き詰ってしまい泣きだします。

 

行商をはじめて3ヶ月たったある日、農家を通りかかると

井戸のそばに、鍋と鍋蓋が洗って干してありました。

それが目にとまった大作は、鍋蓋が無くなったら、困って買ってくれるかもしれん!

とまた、悪知恵が出てきて、鍋蓋を捨てようするのですが、

次の瞬間、

「この鍋蓋も誰かが自分のように難儀して売った鍋蓋かもしれん」

と思い、大作はただ無心に鍋蓋を洗いはじめます。

そこに農家のおばちゃんが戻ってきます。

「何で、うちの鍋、勝手に洗ろうたりしてる!」

「お前どこのもん。」

大作、思わずその場に手をついて、

「かんにんして下さい・・・」

と今までのこと、鍋蓋を捨てようと思ったこと、

捨てようと思ったけど捨てられず、

愛しくなって勝手に洗ってしまったことを、正直に話します。

すると農家のおばちゃんは、大作の顔をふいてくれ、こういいます。

「私に鍋蓋を売ってくれ」

そして、大作が我が子と同じ十三歳と知ったおばちゃんは、

近所中の人に呼んで来てくれて、大作が持っていた鍋蓋は、全部売れてしまいました。

そのうえ夕食までご馳走になって、泊まっていけ!と・・・。

 

このときはじめて大作は

“売ればわかる”といった父親の言葉の意味を知ります。

売る者と買うものの心が通わなければ、商売はできない。

人の道にはずれて、商いはないと、いうことを売って初めて知ったのです。

 

売ることで初めてわかること、それは、“商いの本質”ですね。

 

勝つことでわかること、それは、“勝負の本質”ですね。

 

物事の本質を見極めれば、自然と“運”は味方についてくれます。

 

運を味方につければ、オリンピックでも勝利できるでしょう。

 

『頑張れ!日本。』

 

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