那由多な独り言251

今日は、終戦記念日ですね。

しかも、70周年という区切りの年で、

数週間前から、TVでは、戦争の時代の特集番組や、

その時代をテーマにしたドラマなどが、毎日のように放送されてきました。

あの時代を生きた人々も、もっとも若くても70歳。

記憶を持っている人は、75歳ぐらいから上の年代ですよね。

毎年、毎年、時が流れる度に、あの時代を生きた人たちは減っていく。

因みに日本人の80%以上が戦後生まれです。

これからは、どんどん高齢になるので、戦争体験者は、

加速度的に減少していくでしょう。

安保法案で、国会は論争を繰り広げ、

国会の外では、デモ闘争が行われ、

テレビの中では、戦争を記憶から消さないように放送が繰り返される。

 

昔、大学の卒論のテーマは、

“戦争が人にどう影響を及ぼすか”

戦争という命がけの戦いに巻き込まれた時に、

人は、極限状態に置かれ、心理学的にどう変化していくかということを

まとめました。

当時は、戦争に関する書籍を読んで行く度に、

戦争という悲劇を二度と繰り返してはいけないという思いを

募らせていきました。

 

安保法案は、決まったからと言って戦争を始めるというものではなく、

日本国を他国の脅威から守るものだと言いますが、

安保法案を調べれば、調べるほど、

あきらかに戦争に巻き込まれるリスクが高くなることは、明白です。

やはり、憲法に二度と戦争をしないと書いてあるので、

廃案にして、戦争のない平和な国を続けて欲しいものです。

 

しかし、現在の日本は、武器を持った戦争は無いけど、

必ずしも平和とは言えないのかもしれない。

企業戦争に巻き込まれ、ストレスを抱きかかえ、

引きこもりと呼ばれる人種が増え、

貧困と晩婚が幅を利かせ、

高齢社会で社会保障も破綻する。

 

この現代社会を楽しく生き抜くには、

楽しんで仕事をするか、

仕事を楽しむしかない………かも。

 

かつて、哲学者アラン(1868~1951年)は、

その著書「幸福論」で、仕事に関して、次のように語っている。

 

『お金のための仕事に喜びはない。』

 

ある人びとにとって、仕事はこのうえない喜びである。

他の人びとにとって、仕事はひどくつらいものであり、

終業時間や休みの日や定年が待ち遠しいだけの苦役である。

必要なお金だけが欲しくて働いているならば、仕事はいつだって苦しみになる。

なぜならば本心はその仕事をしたいのではなく、お金が欲しいだけだからだ。

仕事が喜びになっている人は、お金は二の次で、

その仕事を通じて自分を活かすことができている人だ。

仕事の段取りを工夫し、知識や経験を応用し、

前回の仕事の質以上のものを、努める人にとって、

仕事の困難さ、途中での失敗までもがやりがいのある楽しさになっている。

そして、一仕事終えたあとに感じるのは解放感ではなく、

気力に満ちた充実感なのだ。

~~~~~~

 

戦争の無い、平和な世界で、仕事を楽しんで、

解放感ではなく、充実感を感じましょう。

では、また来週。

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今週は、3点、3点。

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