コロナの新規感染者数もようやく落ち着いてきましたね。
本日の愛知の感染数は、33人でした。
このまま第2波は落ち着いていくといいですね。
イベントへの入場者数制限も緩和に向かいそうです。
しかし、寒くなる時期に恐れられているのは、
インフルとコロナの共演です。
同時期に別々の感染性の病気が流行ると、
問題は医療体制の維持、確保で、
予防に関しては、どちらも似ていると思うので、
手洗い、うがい、生活でのマスク着用などで、
かなりの予防はできるはずですが………、
同時にかかったら……、
それは、重症化することになるのでしょうか?
とにかく、対策を早めに行うに越したことはなさそうです。
今日のニュースで、コロナの流行により、
失業や雇止めになった人の数が5万人を越えたことを伝えていました。
このまま第2波が落ち着いても、すぐ第3波が始まったら………、
ますます景気は落ち込み、倒産、失業、就職難民………、
社会は、大不況とともに、どんどん混乱に落ちていくでしょう。
そういう世の中にならないためにも、
ひとり一人が、しっかりと自覚をもって、
日常を死守していかなければならないでしょう。
自覚を持つというのは、なかなかできることではなく、
成長とともに自覚が芽生えていくもので、
人が成長するためには何が必要なのでしょうか。
最近の若い人は叱られ慣れていない人が多いという……。
確かに、他人に関心を持たない人が増えて、
昔いたような、近所のカミナリオヤジという人は、
すっかり見なくなってしまった。
子どもの教育に関しては、
もしかしたら、両極端なのかもしれません。
子どもに対して叱らない親もいれば………、
最近、やたら幼児虐待のニュースを耳にします。
無関心から、カミナリオヤジがいなくなり、
叱らない親が増え、叱られ慣れない若者が増えた訳です。
その叱られ慣れない若者を教育するのは、単純に叱るだけでは成長しません。
中には、“自分は褒められて成長するタイプです。”
という若者が増えてきました。
これは、単純に叱られたくない人の常套手段です。
叱られるのがイヤだったり、怖かったりする人が、
予防線を張るにすぎません。
あの日本電産会長の永守重信氏は、
次のように話しています。
最初は三つ褒めて一つ叱る。
途中から三つ褒めて二つ叱る。
さらに次は三つ褒めて三つ叱る。
このようにして、叱る比率を、
褒める比率にだんだん近づけていく。
一流の経営者は叱り方が一流です。
なあなあで済ませているといずれ必ず行き詰る訳です。
永守会長は、
「社員教育の基本は叱ることに始まり叱ることに終わる。」
といい以下の様に語っています。
一人ひとりに合わせた10通りの叱り方を、
身につけ、使い分けなくてはならない。
これができないのなら、
人を動かそうなんてハナから考えないことである。
相手のことを理解しないで叱りつけ、
アフターケアもろくにやらないというのであれば、
叱った相手は自信を喪失し、
二度と立ち直れないことだって起こりうるし、
最後に残るのは恨みだけになります。
相手が新入社員なら、最初は10回褒めて
1回叱るぐらいから始めて、
少しずつ褒める回数を減らしてゆき、
叱る回数を増やしていく………。
こうした過程で、叱った相手の反応を注意深く観察していきます。
叱るにしても、褒めるにしても、
相手にこちらの気持ちや心が伝わらなければ意味がないし、
逆効果であれば反省して叱り方や褒め方を変える必要があります。
粘り強くこれを繰り返すしかないが、
叱り方も始めはゆるめに叱り、
段々と厳しくしていく……。
やがて、叱る回数と褒める回数を逆転させ、
そして叱った後は3倍はアフターケアをしていきます。
ここまでに、最短で3年位はかかります。
要するに、人の成長には時間がかかり、
どんな企業でも、時間とお金をかけて、
人を育てていきます。
だから、どの企業も基本的には、リストラはしたくない、
しかし、会社の存続のために、
決断をしなくてはならない時があるようです。
もし、そうなった時に、リストラされないように、
もっと、そうなる前に、会社が倒産の危機を迎えないために、
そして、コロナ不況に負けない会社を創るために、
自らが、自分の力で成長しなければいけない時代です。
そのためには、叱ってくれる人の代わりに、
自分で自分を褒めること、
自分で自分を叱ること、
つまりセルフモティベーションを、
身につけることが一番大事になるわけです。
それが自覚をもった成長に繋がることになります。
早く、コロナが終息することを願っています。
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