那由多な独り言523

コロナの新規感染者数が、またまた少しずつ増加しているようです。

東京では、再び200人を越え、北海道、沖縄など、

増加傾向の地方は、観光客が感染源と考えられている。

人が移動すれば、感染リスクが高まるのは予想されていたが、

そのリスクより経済の活性化に政府は舵を切った訳です。

その結果が第3波にならなければいいのですが………。

 

経済政策の中で、弊社の業務に一番かかわりのある……、

GOTO商店街が始まり、最初の週末を迎えました。

まずは、先行募集1次締切の全国34事業で、

イベンなどが行われています。

名古屋でも5つの商店街でいろいろな事業が始まったようです。

このGOTO商店街は、12月から本格的に募集が始まり、

全国で1000件程度、実施支援をする予定なので、

弊社としても、商店街の活性化にお役に立ちたいと考えています。

 

一方で、欧州の各国では、第3波が来ていると言われていて、

1日の新規感染者数が、20万人を越え、

世界では、44万人を越えています。

まだまだ留まるところ知らないこのウイルスと、

どう向き合っていけるかですね。

 

このコロナを逆境と捉えると、

こういう逆境に置かれ困難に直面した時、

人は、無意識のうちに次の4つの態度のうち1つを、

すぐに決定してしまうようです。

1.逆境から逃れる。

2.逆境と戦う。

3.逆境を忘れようとする。

4.逆境に面と向かう。

 

この1.2.3.のはじめの3つは、必ず、失敗に終わると言われています。

そして、4.こそ成功への扉とつながるようです。

 

その例が“JALの再生”のエピソードにあります。

つい最近、大きな話題を呼んだ、テレビドラマ『半沢直樹』。

その中で描かれた帝国航空のモデルとされているのが“JALの再生”です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、JALは、毎年多くのパイロット志望の社員を入社させていました。

しかし路線の大幅な縮小に伴って、

パイロットの数も減らさざるを得なくなり、

パイロットの希望退職を募ると同時に、

パイロットを目指して入社した方々に対する訓練を中止し、

地上勤務についてもらうことになりました。

そのため、パイロット候補生たちは大きな不満を抱えていました。

子供の頃からパイロットを目指して勉強を重ね、

難関の試験を突破してJALに入社したので、不満を持つのは当然と言えます。

 

入社仕立てのパイロット候補生たちが、

さぁ、いよいよこれからパイロットとしての訓練が始まると

期待を胸に膨らませていたら、訓練は中止、再開の見込みもないと言われ、

パイロットの業務とは直接関係のない仕事を命じられたのである。

先輩はちゃんとパイロットになっているのに、

自分たちの代から止まってしまったというのだから、

当然、戸惑いも怒りもある訳です。

 

当時、JALの再生を任されていた“稲盛氏”の耳にも、

彼らが文句ばかり言って困っているという報告が、

現場から何度も上がってきており、

稲盛氏も「どういう対応をしているんだ。」と心配をしていたようです。

「どうしようもないので、 とにかく我慢してほしいと話していますが、

なかなか理解をしてくれないので困っています。」

と幹部が言うと、

「幹部が逃げ回っていたら解決できるはずはない。

一度みんなを集めてほしい。自分が直接話をする。」

と言って、簡単な立食の会合をすることになったそうです。

 

会合に参加したパイロットの卵たちは、4~50人もいたらしいのですが、

早速何人かが稲盛氏に近寄り、

「我々はパイロットを目指してJALに入社したのに、

いつになったら訓練に入れるのですか!

それも知らされないまま他の仕事をさせるというのは、

おかしいのではないですか!」

と訴え始めた………。

すると稲盛氏は、

「馬鹿か、お前は。JALの経営状況が、

どうなっているかわかっているだろう。

パイロット一人育てるためには、

多額のコストがかかるのだから、

すぐに再開できるはずがない。

お前のためにJALがあるのではないんだ。

まずはJALの再建のために一緒に頑張ろうじゃないか。

再建が順調に進めばパイロットの訓練は必ず再開する。

それまでは今の職場で頑張ってほしい。」

と話した訳です。

 

しかし、彼らも自分の人生を懸けているから、

簡単には納得せず、激論が続き………、

こうして何人かのメンバーと厳しいやりとりが続いたが、

稲盛氏は一人ひとりと真摯に向き合い、

相手の話を丁寧に聞き、自分の思いを伝えた。

コンパの終わりの時間が近づくと、

稲盛氏は激論を繰り広げた相手のコップにビールを注いで回った。

そして………、

「まあまあ、そう怒るな。

お前たちの言い分はよくわかっている。

苦労をかけて申し訳ないな。

でも会社の事情も理解してくれよ。」

と、さっきまで真っ赤な顔で怒っていたのに、

今度はニッコリと笑って、「頑張れよ」と声をかけたそうです。

相手は黙って頷いていた……。

 

その後、運航本部長から、

「ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

しかし、コンパに参加したメンバーは

本当に喜んでいました。」

と連絡があり、

「これまで経営トップは都合が悪いと

担当役員に任せきりで逃げていた。

でも、稲盛さんは直接出てきて意見を聞いてくれた。

駄目なことは駄目とはっきり言ってくれた。」

と感激しているというのです。

 

本音で話す、勇気をもって行動する、

困難から逃げず真っ正面から取り組む、

といったことを稲盛氏は常々口にしているが、

それを自ら体現されたということです。

 

また、そこには愛情もあったそうで……、

その姿を見てパイロットの卵たちも

頑張ろうと思ってくれた訳です。

 

結局、JALの再建は順調に進み、

訓練は再開することができた。

稲盛氏は彼らとの約束をきっちり守ったのです。

これが、JALの再生エピソードです。

まさに“逆境に面と立ち向かう”ということを実証した話ですが、

いざという時に、逃げるトップにはなりたくないですね。

もちろん、コロナにも負けたくないです!

 

 

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