那由多な独り言569

本日、21時から、映画の歴史を塗り替えた作品が、

地上波初放映されますが、その新聞のテレビ欄が、

斬新過ぎるとネットで話題になっています。

 

物事なんでも❝当たり前からの脱却❞により、

大きな差別化が生まれ、そこに他にはない❝価値❞が存在します。

しかし、現実的には、その差別化や当たり前からの脱却の前に、

いくつかのハードルが立ちはだかることが多いのです。

特に、日本の場合、多数決が好きな人が多く、

要するに多数が正しいと感じてしまう人が多いという特徴があります。

だから、他の人がやらない事に価値があっても、

そこに足を踏み入れようとする人が少ない訳です。

 

先週、カップヌードルが発売50周年を迎え、

テレビで特集をしていました。

発売されて50年経過してしても、

今なお、過去最高の売上を更新しているそうです。

これまでに発売されたバリエーションは、約200種類あり、

最近では、50周年記念として、合体バージョンがあり、

4つの合体味が発売されました。

 

 

早速、社内で食べている人がいて、早!と思って聞いたら、

「珍しいのを見つけたから買ってみた」とのことで、

4つの合体味があることを話したら、「制覇したい」と燃えていました。

 

今でこそ、世界80か国以上で、総食数500億食以上を記録している

日本を代表する食文化ですが、発売当初から売れていた訳ではありません。

全く新しい食なので、なかなか受け入れられるはずもなく………、

爆発的に売れるきっかけになったのが、発売翌年に起こった❝あさま山荘事件❞。

寒さを凌ぐ機動隊員たちが、美味しそうに食べるカップヌードルが、

ニュースで放映され、それがきっかけになったそうです。

 

販売に火が付いたカップラーメン市場を、新しい産業として、

❝独占❞することなく、❝解放❞したことがすごいですね。

解放していても、他社の追随を許すことなく、

常に業界のリーダーとして、次々と新商品を開発し、

CMも、50年間常に斬新なアイデアで、時代を先取りしてきました。

 

新しい市場を開発するのは、1社でやるべきではなく、

できるだけ多くの企業が参加する方が、よりスピーディに成長していく……。

そう考えたそうですが、なかなか普通の人の考えだと、

新しいものを生み出して、それが大衆に受け入れられたら、

それをどう独占していくかを、考えてしまいます。

そこが、すごいところですね。

 

そういう考え方ができるからこそ、新しい商品、新しいマーケット、新しい産業を

生み出していけるという事ですよね。

そこには、やはりキーワードとして、❝当たり前からの脱却❞がある訳です。

人とは違う考え方であり、これまでの常識を変える発想が、新しいものを生み出していく……、

言葉では簡単に言えても実行に移していくことが難しい……、

でも、その先に、きっと、今までにない未来があるということです。

 

~~~~~

できると思った人は、

できる方法を探す。

できないと思った人は、

できない理由を探す。

~~~~~~

ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事

那由多な独り言608

参議院選挙が始まりました。 7月10日が投票日で、即日開票されます。   今回の争点は、物価高への対策と給料等の所得増加が注目されています。 特に、諸外国と比較して、日本の平均給料の金額が30年ほど横ばい傾向に[…]

[» 続きを見る]

那由多な独り言714

久々に……、完成したブログを誤って、消去してしまいました。 今回、二度目の714ブログです。 今週は、新しい紙幣が発行されました。 前回、紙幣が変わったのは、20年前のことになります。 その前に紙幣が変わったのが、昭和5[…]

[» 続きを見る]

那由多な独り言705

GW後半も山場に入りました。 頑張ってまいりましょう。   さて、先日、報道の自由度ランキングが発表され、 日本は、前年の68位からさらに順位を下げ、70位にランキングされました。 これは、G7では最下位となっ[…]

[» 続きを見る]

那由多な独り言314

すっかり秋になりました。 何となく爽やかな空気感で、 暑い訳でもなく、寒い訳でもない、心地よい体感気温。 照りつける太陽ではなく、優しく見守るような日差し。 外へ出ると、通りの人は、すっかり秋の装いになり、 季節の変わり[…]

[» 続きを見る]

那由多な独り言21

みなさん、元気ですか? 一週間のご無沙汰です。 大震災から1週間が過ぎ、被災者の救援に様々な動きが活発化されている。 しかし、その支援の輪をあざ笑うかのように、福島の原発は幾多の作戦をもろともせず、着実に放射能を振りまい[…]

[» 続きを見る]