昨日のブログで、過去の背番号制の話が出てましたね。
チーム結成当初の話です。
有限会社ザットインターナショナルのZATの正式名称は、ご存知でしょうか?
Zero-Base Action Team(ゼロベース アクションチーム)です。
Zero-Baseとは、「初めに戻って、ゼロからやり直す」と、いう意味です。
自分たちは、文字通り、“0”からのスタートで、
資金もなければ、事務所もなく、何も機材もなく………、ないものだらけ。
あるのは、仲間と、キャラショーのノウハウと、やる気と情熱………。
ないものを、一つずつ形にしていく………、
それが、自分の使命でした。
“0”からのスタート、だから、自分の背番号は、“0”で、
そこから、初めは、アクションの経歴順に背番号を決めていきました。
そして、その現行メンバーの次からは、チームに加入した順に番号を付けていきました。
しかし、番号も50番を超えると、いろいろな問題が起きてきて………、
来なくなって辞めてしまうメンバーがいて、欠番が増えたり、
ジャージをいらないというメンバーがでてきたり、
ひどいのは、ジャージを頼むだけ頼んで、来なくなり音信不通になったり……。
そうして、背番号制は、なくなりました。
チーム結成当初の目標でもある、“ないものを形にしていく。”
簡単なようで難しいことでした。
ただ、未来に向かって、夢や希望は、いっぱいありました。
夢というのは自分で大好きなことをやってみたいという思いです。
大好きなことをしっかり持つには感動が一番です。
「やってみたい」「すごい」という心があれば、
夢はいくらでも見つかると思いますよ。
でも、その時にできない理由をいくつも思いついてしまうんですね。
よく、できない理由を考える前に、できる方法を考えろ!と、言います。
そのできない理由すら考えなくなる最悪の言葉が
「どうせ無理」
なんです。
この言葉が人間の脳波を止めてしまう。
思考が止まると楽ですが、それだと何も始まらない。
「どうせ無理」
ではなく、
「だったらこうしたらできる」
と頭を切り替えて考え続けることで、道は拓けると思います。
チーム結成当初の目標は、“東映の代理店になる!”でした。
自分では、根拠のない自信があり、
周りの人たちに、“どうせ無理”と、言われ続けても、
“絶対にできる!”と、思い込んでいました。
だけどモチベーションは、やる気だけで高まるものではないんですね。
物事に挑戦し、それを諦められない理由が、
自分の場合は火事場の馬鹿力の源になっています。
自分は「どうせ無理」という言葉が嫌いです。
この言葉が人の可能性を奪い、その連鎖が正しくて優しくて弱い子供たちの
未来に向かう大きな壁になると知っているからです。
目の前の壁が大きいほど、その思いは強くなります。
だから、火事場の馬鹿力を出すことができるんだと思います。
人は誰でも、ゼロから一を生み出すという大変難しい壁に挑戦することがあります。
これは一を二にしたり三にしたりというのとは、比較にならない難しさです。
その時、少しでも自分が“無理”と思った瞬間から負けが始まります。
自分自身が、絶対にできると思っていなかったら、“できる方法”は、思いつきません。
自分を信じて、本気で動き出す時に、ゼロから一が生まれるのだと思います。
チームを結成して、早30年が経過しました。
30年前の自分は、現在の自分をどう評価するでしょうか?
“頑張ったね”
と、言われるか?
“もっとできたでしょ”
と言われるのか。
う~ん、後者かもしれない…………。
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