那由多な独り言175

気が付けば………、

3月……。

 

気が付けば………、

午前0時……。

 

気が付けば………、

外は雨………。

 

気が付けば………、

凍てつく季節が終わり………。

 

気が付けば………、

新しい出会いのための別れがあり………。

 

気が付けば………、

新しいステージが拡がる………。

 

そして、人は成長していく………。

 

 

 

人は、様々な糧を取ることにより、成長していきます。

時には、良い師と出会い、

時には、良い誌と出会い、

時には、良い志と出会い、

時には、良い仕と出会い、

時には、良い士と出会い、

時には、良い子と出会い、

様々な出会いが成長の糧となり、

新しい一歩を進んで行く。

 

何だか、わかりにくい話ですよね。

 

さて、3月に入り、Jリーグが開幕し、

プロ野球も、本日ナゴヤドームでオープン戦が始まりました。

 

よく、会社の業務を解りやすく説明するために、

自分は、プロ野球の話を例えて使いますが、

中日ドラゴンズに返り咲いた“落合GM”の書物で

『采配』(ダイヤモンド社)の中にある話を紹介しましょう。

 

『組織を預かる者の真価は、0対10の大敗を喫した次の戦いに問われる。』

という言葉がありますが、これは、

 

「負けを悲観するだけでなく、その要因を分析し、

次の勝利へと結びつけていくことが指揮官の重要な責務である」

ということを表しています。

2004年、中日ドラゴンズの監督に就任した落合氏は、2011年に退任するまでの8年間、

日本シリーズ制覇(リーグ順位は2位)と4度のリーグ優勝を達成しています。

このような強豪チームをつくり上げた落合氏を語る上で欠かせないのが、

「オレ流」とも言われる、落合氏独特の試合を見る視点や思考法です。

 

例えば、球団史上初のリーグ2連覇を果たした2011年のシーズン序盤、

中日ドラゴンズは良い流れをつかめずに負け越していた時期がありました。

ところが、落合氏は試合後のインタビューで記者に負け数を聞き、

11敗目だと知ると「まだ50敗はできる」といった趣旨の発言をして、周囲を驚かせました。

 

ただし、落合氏は勝負を楽観的に考えているわけではありません。

むしろ、指揮官とは悲観的で、マイナス思考の塊であるべきだとしています。

それは、「勝負に絶対はない」と考えているためです。

野球の場合、多くの強豪チームは、

先発ローテーションの柱、中継ぎ、抑えの切り札といった投手陣をそろえ、

自チームのリードを守り抜く必勝パターンを築いています。

とはいえ、いつでもこの勝ちパターンが通用するとは限らず、

リーグトップの防御率を誇るような自チームのエースが、

相手チームに打ち込まれてしまうこともあります。

落合氏は、たとえ信頼の置ける投手を登板させていても、

指揮官は常に負けることを覚悟しておく必要があると考えています。

 

落合氏は、野球解説者が試合の敗因を分析する際に、

「あの場面でバントしてランナーを進めておけば逆転できた」と断言したり、

指導者が「このようにスイングすれば必ず打てる」などと確信を持って指導することを例に挙げて、

あたかも勝負において“絶対”があるかのような考え方に疑問を呈しています。

 

解説者や指導者の多くは、長年厳しい勝負の世界に身を置き、実績を上げてきたはずですが、

そうした人であっても、時として疑うことなく、勝負や勝ちパターンにおいて

“絶対”があるかのように考えてしまうのかもしれません。

一方、落合氏は次のように述べています。

 

 

「勝負に絶対はない。しかし、『勝負の方程式』を駆使して最善の策を講じていけば、

仮に負けても次に勝つ道筋が見える。」

 

落合氏の言う「勝負の方程式」とは、「こうすれば対戦相手は嫌がる」など、

勝負を少しでも優位に進めるための戦術です。

 

指揮官は自チームが置かれた時々の状況を冷静に分析し、

それに対応するため、さまざまな戦術を検討します。

しかし、勝っているときにもおごることなく、

負けているときにも落ち込むことなく、

冷静に戦況を分析することは困難を極めます。

また、指揮官は自身の決断の重要性を知るが故に、

戦術を決定する際には大いに悩むことでしょう。

 

特に、自らが窮地に立たされているときは、迷いが生じ、

現在の状況に適した戦術を選択しようとしている自分を信じ切れず、

つい過去の成功体験に頼りたいという思いに駆られてしまうことがあるかもしれません。

そのようなときこそ、過去の成功体験にすがるのではなく、

現在の戦況に応じて多数の戦術の中から最善だと思える策を講じる勇気が必要とされるのです。

 

最善だと思える策とは、さまざまな結果を想定しながら、

自分なりの根拠を持って選択肢を絞り、決定したものです。

そのため、仮に負けを喫したとしても、戦術がうまく機能しなかった点や

課題を把握するのが容易であるため、その反省を糧として次の勝負に生かすことができる、

いわば勝つ道筋が見えてくるのだといえるでしょう。

 

指揮官には、負けを喫するという最悪の事態をネガティブに想定しながらも、

それを回避するために講じる戦術は、過去に逃げるのではなく、

攻めに徹するというポジティブな姿勢が求められるのです。

 

『リーダーとは“どうやるか”ではなく、“どうあるか”という問題である。』

 

要するに、戦術を駆使し、勝負にかけることが勝利するために必要となるが、

配下の選手や部下のモチベーションを上げることは、

自分自身の勝負に対する熱意や、立ち向かっていく姿勢が重要になるということです。

 

肝に命じて仕事しましょう。

 

では、また来週。

(最後まで読んでいただきありがとう。)

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今週は、3点、4点。

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