那由多な独り言341

今日もドラゴンズ負けちゃいましたね。

今シーズン、まだ始まったばかり………とはいえ、

負けが込んできて、お客様が盛り上がらないのが、

ちょっと心配ですね。

『強ければ、球場にお客様が入る。』

という訳ではありませんが………、

いろいろなところで、ドラゴンズの話をしていると、

すっかりファンはシラケてしまっているような……、

そんな気がしてなりません。

シーズンはまだ始まったばかり。

これから巻き返して、ファンが盛り上がる事に期待してます!

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さて、野球は、意外とビジネスの世界の例えに使われることが多いんですよね。

例えば、監督の言うことは絶対であり、いくら自由に打ちたくても、

バンドのサインがでたら、バンドをしなければいけないのが野球の世界。

ビジネスの世界も、転勤の指令がでれば、どんなところへも行かなければならないし、

社長が示す方針には従わなければならない。

他にも、ビジネスを野球に例える事はよくありますが、

非常に興味深いエピソードを紹介させていただきます。

ホームランの世界記録を持つ“王貞治”さんのお話です。

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若い世代の人たちは、王さんといっても、監督時代すら知らない人も多くなったと思いますが、

今シーズンが始まる前に、世界の舞台で話題になったWBCの第一回のジャパン優勝の監督が、

王さんでしたね。

王さんは、監督としても、すごい結果を残していますが、

選手としても、ホームランの世界記録をはじめ、数々の記録を残していて、

日本で初めて“国民栄誉賞”を受賞しました。

王さんは、プロ野球入団当初からすごいイメージしかありませんでしたが、

実は、そうではなかったようです。

王さんを「世界の王」に育てたのが荒川博氏で、

当時を振り返った記事がありましたのでご紹介させて頂きます。

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王貞治は怠け者だった。

当時の川上監督に、「王を育ててほしい」と呼ばれて巨人のコーチになったのは1962年。

その前の3年間、王のホームランは7本、17本、13本。打率は2割5分前後。

川上さんに言われたのは、

「ホームラン25本、打率2割7分を打てるバッターに育ててくれ」

というものだった。

その後、毎年のように40本以上のホームランを打った王の活躍からすると、

ずいぶん低い目標と思うかもしれない。

しかし、当時の王からすれば「夢のまた夢」。

大変な仕事を引き受けてしまった、と思った。

62年春、キャンプで王を見ていると、

トスバッティングでも空振りの連続。王に聞いてみた。

「お前、巨人に入ってバットスイングをしたことがあるか」と。

すると「グラウンドでは一生懸命練習しています」と言う。

「グラウンド以外ではどうだ」と聞くと、

「たまにはやります」という答えだった。

これにはびっくりした。

学校の生徒だって予習復習をする。

プロ野球選手なら、グラウンド以外で練習をするのは当たり前。

それをほとんどしていないという。

なるほど。巨人に入団してからの3年間、

銀座通いを欠かしたことがないという噂は本当だったんだな、と。

それで、根性からたたき込まなければいけないと思った僕は、別の日に、王を呼び出して言った。

「これから3年間、酒もたばこも女もダメだ。俺の言うとおり、修業するつもりで頑張れるか」と。

すると王は、「ハイ、やります」と答えた。

これが王のすごいところだ。

王は素直。習う素直さは一番だった。

僕はいつも言っている。

「うまくなる人」とは「習う素直さがある人」。

まさに王は習う素直さがずば抜けていた。

普通の人は、少しうまくなると、もうつらい修業はいい、自分でやっていける、と考えるようになる。

しかし、王はそうではなかった。

「3年間」の修業が終わり、55本という最多本塁打の記録を作った65年の12月、僕は王に言った。

「もう何をしてもいい。解放するから俺のところに来なくていい」と。

そうしたら王は正座し直して言った。

「今まで以上にしごいてください」と。

僕は、もっとやる気を起こしたね。

本気で世界記録を取ってやろうと思った。

そして二人で必死になって努力をして、

本当に世界一のホームラン王になった。

結局僕は、怠け者だった王に、

努力の仕方を教えてあげたということ。

そして王は人の10倍努力し、本物の世界一になった。

(週刊東洋経済編集部)

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「これが王のすごいところ」

“素直”。

習う素直さは一番。

習う素直さが世界一。

成功する人は、「習う素直さがあるから」

習う素直さがある人は、「高い目標に挑戦しているから」

やっぱり!!

再認識させられました。

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中小企業の社長で、多くの方が、

「俺はいいんだけど社員のやる気をあげたい」と・・・。

無目標で現状に満足している人(時)の共通語の様です。

マイケル・チャンが錦織圭のコーチ依頼に対して、

「今の自分に満足しているのなら私は必要ない。」

と、言い切ったように自己成長には、自分にとって価値ある高い目標が絶対必要です。

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王選手が甘えん坊だったことと、

「ホームラン25本、打率2割7分を打てるバッターに」

が、「夢のまた夢」とは、超意外でした。

たしか、錦織圭さんも超甘えん坊だったとか・・・。

人間は自分にとって価値ある目標を持つと、

大成長できるんですね!

目標設定は、手の届く目標を設定するという話もありますが、

大きく成長しようと思うと、目標も達成できれば夢のような……、

そういう目標設定も大事なようです。

夢のまた夢のような目標を心に抱いて!

さぁ、頑張りましょう。

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