那由多な独り言693

人が生きていくためには、どうしてもルールが必要になってきます。

全く他人と関わらずに、無人島で一人で暮らすとしたら、ルールは必要ありません。

でも、なかなか一人だけで生きていける人はいないと思います。

自分以外の人と生きていくには、どうしてもそのコミュニティでのルールが必要になり、

会社では会社のルール……。

家族では家族のルール……。

社会では社会のルール……。

でも、正直な話、自分は、たまにそのルールの枠からはみ出してしまうことがあります。

だから、そのルールを創る側の人間になりたくて、会社を経営しているのかもしれません。

 

例えば、自分が会社を創る前のA社の時代……、

会社には会社のルールで、仕入れに対する売値の決め方や、

決められた利益率の確保というものがあります。

それが、A社の場合、ちょっと自分の考え方と合わないところがあり、

しかし、勝手に値引きする訳にもいかず、お客様を無くすことがありました。

 

今のZATは、割と営業担当者にある程度の裁量を持たせています。

もちろん、決められたルールがあり、仕入れに対する売値の決め方や利益率の確保があります。

しかし、自由な対応ができることで、気づくと利益の無い仕事や

時にはその案件だけでは赤字になっていることもあったりします。(大きな声では言えませんが……。)

まぁ、そんな仕事ばかりだと会社はつぶれてしまうので、

そういうことは、稀な話ですが……。

 

一つのお客様との繋がりを永く保つためには、常にお客様の事を第一に考えなければなりません。

自社の利益ばかり優先してしまえば、すぐにお客様は離れていきます。

以前もブログで話ましたが、営業は、どうしたらお客様の役に立てるかを常に考えて行動するものです。

そういう営業マンは、必ず売上を上げて、トップセールスマンになっていきます。

逆に、数字を追いかけたり、自分の売りたいものばかりを売っている営業マンは、

思うようには売上が上がっていきません。

 

とはいえ、人間は、どうしても他人よりも自分を大切にしてしまいます。

人間は何を探して生きるのかという点において、二つに大別されるといわれています。

ひとつは、自分を幸せにすることを探す人々。

もうひとつは、他人を幸せにすることを探す人々。

 

どちらを考えるかによって、自分の所属するオアシスが決まるとします。

自分を幸せにしてくれるものを探して生きる東のオアシスの住人にとっては、

この世は思うようにいかない楽しいことの少ない場所になるでしょう。

ところが、他人を幸せにできることを探す西のオアシスの住人にとっては、

この世は喜びに満ちた楽しいことの多い場所になります。

砂漠のオアシス!ペルー「ワカチナ」で砂まみれになって遊ぼう ...

 

もちろん、今の世の中の大部分は、東のオアシスの住人に当てはまるでしょう。

そんな中で、西のオアシスに住むのは、頭でいいことだとわかっていても、

なかなか行動できるものではありません。

 

しかし、世の中の成功者の多くは、西のオアシスの住人であることを忘れてはいけません。

 

現代人の多くは東に住んでいて、これからますます…、

自分さえよければいいという人間本来の性を持つ人が増え続け、

西の住人は相対的に少なくなっていきます。

そうすると、他人を幸せにしたいという西に住む人にとって、

その機会は、益々増えチャンスに満ちた世界になっていきます。

これが世の中の二極化の正しい意味だといいます。

 

『上司からは売上をあげろ!とばかり言われ、

売上を上げるためには、そのお客様に必要かどうかは関係なく、

とにかく自分の売りたいものを売る。』

そういう考えは東の住人にしかなれず、

『お客様には、どうしてもこれが必要だけど、

お客様の予算をオーバーしてしまう。

しかし、今あるものを上手く流用すれば、予算に合うようにできる。』

お客様の立場にたって、必要なものを必要なだけ売ったり、

お客様の予定に合わないところは、トコトン工夫をして提案する……。

そういう考えが西の住人にはできてしまいます。

 

他人が先、自分は後……。

他人に勝って喜ぶのではなく、

自分に勝って人を助けて喜ぶ。

 

ビジネスにおいて、非常に重要なことですょね。

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