那由多な独り言302

ついに“ポケモンGO!”の日本配信が昨日スタートしました。

アメリカなど、爆発的人気で、何かとニュースを騒がしてきました。

このゲームは、元々のポケモンゲームに位置情報ゲーム“Ingress”を掛け合わせたもの。

スマフォの位置情報を利用して、プレーヤーが実際に外を歩き、

移動しながらポケモンたちを見つけるというゲーム。

まぁ、普段ゲームをしない自分は、あまり詳しく知る訳ではない………。

あまり夢中にやり過ぎて事故にならないことを願うばかりです。

 

この“ポケモンGO”は、世界的ヒットとなり、任天堂の株価が急騰している。

しかし、その売上のうち任天堂自体の収益は、7%程で、

この2倍近くの株価の値上がりは、単なるバブルという説もあるらしい………。

 

元々、任天堂は、トランプや花札を販売していた会社で、

社名の由来は、「運を天に任せる」という意味らしい……。

トランプや花札が下火になり、“脱トランプ、脱花札”を目指して開発部を新設し、

新製品の開発に力を注いで、1983年に“ファミコン”を発売し、

“ゲームのニンテンドー”へと大変身を遂げることとなる。

 

非常に興味深いのは、トランプや花札というカードゲームを作っていたのに、

時代の流れに合わせて、新しい事業にチャレンジしたというところです。

何度も倒産の危機を乗り越え、新しい製品を作り続ける………、

まさに『継続は力なり』ということですね。

しかし、何度も失敗をしながら、諦めずに続けることは、

何か秘策はあるのでしょうか?

そこに、希望を持ち続けることができるか否か、

そのモティベーションが大きなカギを握っているようです。

 

今回紹介する話は、その秘策は何かを見つけるヒントになるお話です。

~~~~~~~~

ある登山隊がピレネー山脈を登山中に雪崩に遭遇しました。

隊員たちは一時的に意識を失ってしまいます。

意識が戻ったときには、背負っていた基本的な装備が失われていました。

一生懸命に自分のポケットの中に何が残っているか探してみたら、ろくなものがない。

 

食料もチョコレートなどの非常食が少々。

最悪なことにはコンパスもなくなっていた。

その瞬間に、もうわれわれは生きて帰れない、

どうやって山を下りるんだ、と隊員たちは失望する気持ちになりました。

ところが、ある人のポケットの中から一枚の地図が出てきました。

これを見ているうちに、だんだん元気が湧いてきました。

尾根がこういうふうに走っていて、周囲の地形がこうなっているということは、

どうもわれわれはこの辺にいるのではないか。

今、太陽がこっちから出ている。ということは、こちらのほうが東ではないか。

とすると、こう行けば下山できるのではないか・・・・、

と地図の上に道をつけるという作業を始めました。

 

つまりストーリーを組み立て、それを共有したわけです。

下山の過程ではさまざまな困難がありましたが、

登山隊は地図の上につけた道筋を信じて、

それを頼りに困難を一つひとつ乗り越え、

奇跡的に下山することができました。

 

めでたし、めでたし・・・・という話です。

 

しかし、この話にはオチがあります。

雪崩の情報は麓にも届いておりました。

この登山隊が遭難したと考えた麓の人々は救助隊を組織します。

しかし、上空からの緊急捜索では見つかりません。

連絡もとれません。

状況から考えて生還は絶望的だと半ばあきらめていました。

ところが、そこに登山隊が生きて戻ってきたのです。

驚いた救助隊の人は、登山隊のリーダーに

「あの状況で、いったいどうやって戻ってこられたのですか?」

と尋ねました。

 

リーダーは一枚の地図を取り出して答えました。

「この地図のおかげで助かりました」

救助隊員は笑って、言いました。

「こんなときによくそんな冗談を言う余裕がありますね。

これはアルプスの地図じゃないですか・・・・。」

驚いた登山隊のリーダーが自分たちが道筋をつけた地図を改めてよく見ると、

それは、実は“ピレネー”ではなく、“アルプス”の地図だった、ということです。

(「ストーリーとしての競争戦略」楠木健著より)

~~~~~~~~

 

ピレネー山脈で遭難した隊員が、アルプス山脈の地図で助かった!

面白いですね!

もし、地図がなければ隊員たちは絶望して動くことすらできなかったと思います。

遭難した隊員たちにとって、地図は「希望」だった訳です。

遭難して自分たちが今一体どこに立たされているか分からない状態で、

手さぐりで霧の中を突き進んでいくという隊員たちの行動は、

不確実な未来を自分で切り開いて突き進んでいく、人生の道となんとなく似ていますよね。

明確な意思でゴールを設定し、ストーリーを築いて、

強い信念で行動すれば、そこに道ができてくる。

ということをこの話は教えてくれていると感じました。

 

ビジネスにおいても、初めから正確な地図が用意されているという事はありません。

試行錯誤して前進していくしかありません。

ですから、たとえ正しくないとしても、

まずは、私たちも“地図”を持つことが大切なのだと思います。

例えそれが間違っているものであっても、

それを持つことが、自分にとって“希望”になり、

成功へ導いてくれるかもしれません。

成功へのモティベーションとなり、

任天堂のように、いつか新しい分野で、

大変身を遂げるかもしれません。

そんな明日を目指して、頑張りましょう!

では、また来週。

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今週は、5点、4点。

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