いや~春ですねぇ~。
桜の花も満開のようです。
花見をされる方々は、今がチャンスです。
のんびりしてると終わっちゃいます。
春と言えば、始まりの季節ですよね。
学生たちは、新学期が始まり………、
社会人たちは、新入社員たちが初々しく仕事を初めます。
昨日のメールにもありましたが、弊社にも4名の新入社員がやってきました。
弊社が正式に新卒採用を始めて、今年で8年目になります。
昨年までの7年間の新卒入社数が、19名(男性7名、女性12名)で、
現在も働いてくれているのは、9名(男性4名、女性5名)です。
この厳しいイベント業界で、約半数が頑張っていると考えれば、有難いことです。
え!イベント業界って、厳しいのか?って。
どうしても、一般的に休みの日に現場に出て働くので、
正月もお盆もGWも現場で忙しいし、まだまだ休日数が少ない方だし、
現場は朝早く夜が遅いことが多いのが、この業界です。
しかし、自分のやっている仕事で、お客様が喜ぶ姿をダイレクトに感じることができるし、
ストレートに感謝されることも……しばしば……。
なかなかそんな仕事は他に無いと言えるくらい……、
やりがいのある仕事だと、自分は考えています。
今年の新入社員たちは、今までの新入社員たちより、
積極的で、一味も二味も違っているので、
皆さん、期待して可愛がってあげて下さい。
さて、新入社員の採用時に説明していることの一つに、
社名の ZAT international のZの意味があります。
ZATは、Zero-Base Action Team の略称で、
Zの Zero-Base は、初めに戻って、0からやり直すという意味の造語で、
日本の昔からの諺に例えると、“初心忘るべからず”という言葉になりますと、説明しています。
でも、この言葉は、およそ600年前、能を大成した世阿弥が残した言葉ということは、ご存知でしょうか?
~~~~~~
しかれば、当流に、万能一徳の一句あり。
初心不レ可レ忘。
この句、三箇条の口伝あり。
是非初心不レ可レ忘。
時々初心不レ可レ忘。
老後初心不レ可レ忘。
(『花鏡』奥段)
~~~~~~
これは、室町時代に能を大成させた世阿弥が60歳過ぎたときに書いた、「花鏡」の中の言葉ですが、
一般的に「初心に返る」「初心に戻る」など “最初の気持ちを忘れるな!”
という使い方をされるのが普通です。
しかし、本当は、ずいぶん違っていて、もっとリアルです。
世阿弥の言う「初心」とは、「始めた頃の気持ちや志」ではなく、
「芸の未熟さ」、つまり、「はじめた頃のみっともなさ」という意味なのだそうです。
はじめた時の気持ち「初心」ではなく、初心者の「初心」という訳です。
何もできない初心者の頃のみっともなさ、
未熟さを折にふれて思い出すことにより、
「あのみじめな状態には戻りたくない」
と思うことでさらに精進できると、説いている訳です。
「初心忘るべからず・・・」は、初心者の時代を抜け出したとしても、
慢心せずに屈辱感を思い出し、また道に励みなさい。
時々、初心者の頃からどれだけ良くなったのかを振り返り、
自分の成長を実感し、さらに玄人の域に入った後も、
道に終わりはなく、常に向上心を持ちなさいということを
説いてくれている言葉です。
おごり高ぶる気持ちや油断をしていると
築き上げた良い習慣もすぐに崩れ、あっという間に、
最初の頃の惨めな何もできないへたくそな自分にすぐ戻ってしまうぞ!
人間は、それくらいもろい!
だから、常に精進し、努力を怠るな!という訳です。
最近では100年の歴史を持ち、シャープペンシルの発明で知られるシャープは、
まさにこの成功の落とし穴にはまったといえます。
「我々はおごり高ぶった。顧客のことを第一に 考えられなかったのが赤字の原因」
と株主総会で高橋興三新社長の弁が印象的です。
お金・権力・地位・名声などを持ち、周りからチヤホヤされますと、
どうしてもおごり高ぶる気持ちが出てくるようです。
そんな時大切なのが、「初心忘るべからず」です。
自分も含めて、社員全員が驕ることなく、
常に謙虚に真面目に仕事に取り組んでいきますので、
これからも、ZAT international を、
よろしくお願いします。
今週は、3点、3点。
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